二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照2000って夢だよな ( No.339 )
- 日時: 2011/05/16 16:09
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: qBNewIT8)
- 参照: 白木綾ちゃんマジ天使♪
第十二章
その日からしばらく、レジスタンス基地は盛大に盛り上がった。
アクリオンを倒した日の夜は、大広間で宴会が開かれ(地下にあるので外の者には気付かれないらしい)、高級料理が出されたり、皆との会話が盛り上がった。
二日目もまだそのムードは落ちない。
何と言ってもあのヤルタの軍を退けたのだから。
三日目は、自由参加でトーナメント形式のバトル大会が開かれた。
決勝は、梓vs斬人となり、最終的には斬人のサザンドラが梓のフォリキーを倒し、優勝した(大悟は不参加、金髪の女性は用があるといって二日目にどこかへ行ってしまった)。
一週間レジスタンスの本拠地で休んだ秀夜たちは、レジスタンスのメンバーに別れを告げ、エクアドルに向けて飛び立つ。
秀夜たちは割とゆっくり空を飛んでいる。
「それにしても何で毎回B・S団の連中に遭遇するんだろうな」
何気なく秀夜は言う。
今までの目的地には、必ずB・S団の刺客が待ち受けていた。
(で、何で私が貴方たちの場所を知ってるかといいますとね…ボスが教えてくれたんです! ターゲットは、沖縄へ向かったって)
トロピカルの言葉がちらりと脳裏をかすめる。
前から思っていたことだが、B・S団の情報網は大きすぎる。
「秀夜の言うとおりだよ。何でB・S団は俺らの位置を掴んでんだろうな」
後ろから京の声がする。
「B・S団のことですし、何かで十二星座ポケモンの場所でも調べたのでは? あの人たちの科学力なら可能だと思いますけど」
綾の判断は正しい。図書館の本に載っているくらいの情報なのだから、B・S団が調べるくらいは余裕だろう。
「やっぱ、綾の判断が妥当だよなー」
その時、後ろから誰かが猛スピードで飛んできた。秀夜の横で止まるそのポケモンは、鷲のような姿の勇猛ポケモン、ウォーグル。
その上には例の金髪の女性がいた。
「えー、柊 秀夜君…だったっけ?」
女性は気楽に尋ねてくる。
「はい、合ってます。確か、新奥チャンピオンの…えー…」
「神凪 白那よ」
ちなみに名前を聞くのは初めてだったりする秀夜。
「あ、はい。で、白那さんはどうしてここに?」
「大悟君に聞いたのよ。君たちについていけば伝説のポケモンが見られるんでしょ?」
「……まあそうですけど」
伝説のポケモンを見るために冒険しているのではないのだが。
「考古学者である私としては、是非そういう類の伝説のポケモンは見ておきたいのよね。という訳で、今回だけご一緒していいかしら?」
これは大きい。
前回大悟が同行した時、大悟はとても頼れる存在だった。
チャンピオンの同行は、こちらにとってもかなりの手助けとなる。
「はい、是非お願いします」
「ありがとう! じゃあしばらくよろしく!」
気楽な調子で話しかけてくれるのも助かる。
その時だ。
「秀夜! あれ何!」
由衣が遠くを指差す。
そこには、見るからに不可思議な空を飛ぶ謎の物体が。
パッと見はピンク色の巨大なUFOだ。
「まさか、とは言ってもどうせそうなんだろうけど、B・S団か…」
秀夜は恐怖を通り越して、呆れかえった。
まさかあんなものまで作り出したとは…
次に声を上げたのは白那だった。
「柊君。あれはB・S団のアジトよ」
何だって? と秀夜は思わず大声を上げてしまう。
「あれはB・S団の空中アジト。別名、『マザー』」
続く
今日は振り替え休日です。
神凪 白那は例の金髪の女性です。
カンナギタウン出身だったと思うので苗字は神凪、名前はそのまま変換で白那にしました。