二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第十二章開始 ( No.340 )
日時: 2011/05/19 18:13
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: qBNewIT8)
参照: 白木綾ちゃんマジ天使♪

あらすじ
秀夜たちは、例の金髪の女性、神凪 白那と遭遇。
その直後、遠くにB・S団の空中アジト『マザー』の影が…。
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「おいおい、どうするよ秀夜。わざわざアジト出してくるなんて、奴ら今回は相当本気だぜ」
京の口調は何てこと無さそうな口調だが、実際その通りだろう。
アジトを引っ張り出してまで秀夜たちを潰そうとしているのだから。
「で、柊君、どうする? やり過ごすか、戦うか」
ウォーグルに乗った白那が訊いてくる。
「ええ、なるべくなら戦闘は避けたいですが、相手が攻めてくるなら戦いましょう」
ところで、『マザー』の一番の長所は周囲の分析力である。
要するに、『マザー』は既に秀夜たちの存在を捉えている。
レーザー砲が現れた。秀夜たちを打ち落とすべく。
レーザーは躊躇い無く放たれる。しかもサイレンサー付き、絶対に気付かれることは無い。
しかし、
「柊君たち伏せて! 出てきて、ガブリアス! ウォーグル、ブレイククロー!」
咄嗟に気付いた白那がウォーグルに指示を出す。自身はガブリアスを出し、ウォーグルの背中からガブリアスに飛び乗る。
ウォーグルがレーザーを切り裂いた。あと一瞬遅かったらやられていたところだった。
「おいおい、相手が攻めてくるなら戦おう、って今言ったばっかだぜ」
「早く撃退して、エクアドルに進んじゃいましょう」
ニヤリと笑う秀夜、更に全員に拍車をかけるように綾が呼びかける。
「出て来い、フライゴン!」
「サザンドラ、頼む」
京と斬人がそれぞれフライゴン、サザンドラを呼び出す。
こちらの空中兵は四体。そのうち三体はドラゴン。
七人と四体は、空中アジト『マザー』に向かって突き進む。


「キセノン様! 奴ら、先ほどの攻撃を受けていない模様です!」
下っ端の声が響く。
なにっ? とキセノンは慌ててモニターを確認。
そこには、高速で向かってくる七人衆が。
「なるほど、チャンピオンの援軍があったってワケね」
キセノンは不気味な笑みを浮かべ、
「いいわ、返り討ちにしてやろうじゃない! マザー発進!」
キセノンの声で、運転役の下っ端四人が動く。
レーザー砲を更に出現させた『マザー』は静かに動き出す。


「来たぞ。皆、あのビームには気をつけろ!」
秀夜が皆に指示する。
直後、レーザーが一斉に放たれる。もの凄い数だ。
「来るぞ!」
秀夜が叫ぶ。四方八方に動き回り、レーザーを回避しながら接近する。
その時、
「出てきて、メタグロス!」
綾がポケモンを出した。四つの強靭な鉄の足に、腹の近くにある大きな口を持つ鉄足ポケモン、メタグロス。
足を折りたたみ、空中に浮く事が出来るらしい。
「メタグロス、光の壁!」
メタグロスは特殊攻撃を反射する光の壁を作り出す。
それによってレーザーは弾かれ、跳ね返ったレーザーはレーザー砲に激突、『マザー』のレーザー砲は五分程度で全て潰れた。
「チャンスよ皆! ガブリアス、流星群! ウォーグル、馬鹿力!」
「サザンドラ、竜の波動」
「フライゴン、火炎放射!」
「メタグロス、コメットパンチ!」
五体の強力なポケモンが大技をぶつける。
『マザー』が大きく揺れた。表面にひびが入る。
「もう一度! ガブリアス、流星群! ウォーグル、ブレイブバード!」
「サザンドラ、気合球」
「フライゴン、ストーンエッジ!」
「メタグロス、破壊光線!」
五体の大技が再び激突、遂に表面が割れた。
「今だ! アジト内に侵入だ!」
秀夜の叫びと共に、七人は『マザー』内に突入する。

『マザー』戦は、中々の形で始まった。

続く