二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第十二章開始 ( No.341 )
- 日時: 2011/05/20 18:49
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: qBNewIT8)
あらすじ
七人はB・S団アジト『マザー』への潜入に成功。
アジト内での戦いが始まる。
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『マザー』内部。
怪しげな機械や謎の液体、その他の実験道具が通路の両端に並べられていた。
何のための機械かは知らないが、随分とやばそうな感じがする。
「柊君、おそらくこの『マザー』は、操縦室とは別に核の部屋があるわ。私はそこに行って核を破壊する。だから君たちは、アジトの支配者の注意を出来るだけ逸らして欲しいの」
白那が提案する。
「分かりました。何なら、こちらからも何人か補助で同行しますけど」
「ありがとう。じゃあ二人ほど頼めるかしら?」
相談の結果、綾と京が同行することになった。
「じゃあこちらで核の部屋を探すから、柊君たちはあっちを頼むわよ」
そう言って、白那とあと二人は走り出す。
「さて、俺たちも行くぞ」
秀夜たち四人は、もう片方の通路を進む。
ところでこの『マザー』、外部の情報網はもの凄いものの、内部の情報網はそれほどでもないのだ。
よって、キセノンは秀夜たちが2チームに分かれていることに気付いていない。
「はあーい、こちらキセノン。お前に連絡を取るのも癪なんだけどね、一応お前が実質的リーダーだから連絡。例の六人組+チャンピオンがアジト内に侵入しましたー」
『…それでよくそんなにお気楽だな貴様は。大丈夫なのか?』
「大丈夫でしょ。核がやられない限り、このアジトは無敵だしさ。しかも核の部屋の扉はそう簡単には破られないし。連絡終わったから切ります☆ もう掛けてくんなよ」
キセノンは無線を切った。
「さーて、正直めんどいのよねー…はい下っ端ども、出撃! アタシを奴らと戦わせないでよね☆」
そのキセノンの笑い声の中に邪悪な『何か』を感じたのか、下っ端たちはすぐに飛び出して行った。
秀夜たちは通路を突き進む。
今の所一本道で、特に怪しいものは見当たらない。
その時、
「いたぞ、奴らだ! 捕らえろ!」
通路から、天井から、下っ端たちが飛び出してきた。
「どうせ核さえ残ってりゃいくら破壊したって無事なんだろ? だったら容赦はしないぜ。出て来い、ジャローダ!」
秀夜は例のロイヤルポケモン、ジャローダを繰り出す。
大勢を一気に吹き飛ばすなら、ジャローダが一番だ。
「ジャローダ、ここは建物の中だけど手加減はしなくて良いぜ。思い切り行こう、ロイヤルバーン!」
ジャローダは大きく叫ぶと、緑色の爆発を起こし、衝撃波で攻撃。
下っ端たちのほとんどがまとめて吹き飛んだ。
しかしまだ残っている数名の下っ端は、反撃するべくポケモンを繰り出す。
「出て来い、ゴルバット!」
「出て来い、ドーミラー!」
下っ端のポケモンは全てゴルバットかドーミラー。草技のダメージを減らす奴ばかりだ。
しかしここで由衣と平治が動く。
「頼むよ、デンチュラ!」
「出番だぜ、ゴウカザル!」
由衣のポケモンは、黄色の蜘蛛のような虫ポケモンのデンチュラ、平治は孫悟空のようなリングを付けた、頭の炎が特徴のゴウカザルを出した。
「デンチュラ、雷!」
「ゴウカザル、大文字だ!」
デンチュラは超高電圧の電撃で、ゴウカザルは大の字の形をした炎で下っ端を襲う。
下っ端のポケモンは一掃された。ついでに下っ端ごと一掃した。
「さて、こんな奴ら無視して、進もうぜ」
秀夜たちは更に奥へ進む。
続く
どうでもいいですがキセノンの喋り方のモデルは禁書の「前方のヴェント」です