二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第十二章開始 ( No.343 )
日時: 2011/05/25 22:45
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: V/GuWnD/)

あらすじ
アジト管理人であるキセノンが、いきなり出てきた。
時間稼ぎではあるが、秀夜はバトルを始める。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「はーいエルフーン、お出でなさい!」
まずキセノンがポケモンを出す。
体より大きい綿毛に包まれた姿の、妖精のような草タイプの風隠れポケモン、エルフーン。
しかし、普通と色が違う。
体は少し黒っぽく、顔の横の植物のような部分は青色をしている。色違いのエルフーンだ。
(エルフーンは宿木の種が怖い。もたもたしてると宿木の種から補助技で完封負けしかねない…よし!)
「これしかねえよな。出て来い、ジャローダ!」
宿木の種を警戒し、草タイプのジャローダを出した。
ジャローダなら目覚めるパワー炎で弱点も突ける。
「行くぞ! ジャローダ、まずは挨拶代わりのロイヤルバーンだ!」
ジャローダは大きく叫んで緑の爆発を起こし、衝撃波を放つ。
「エルフーン、かわして」
エルフーンは軽いジャンプで天井近くまで飛び上がった。
余裕を持って衝撃波を避ける。
「宿木の種を使えないのは辛いわね〜。ま、こっちもそれくらいは意識してこの子使ってるけどね。エルフーン、暴風!」
エルフーンが綿毛を激しく揺らす。
どこからかもの凄い風が吹き、いくつもの風の塊がジャローダに襲い掛かる。
風といえども、この塊が集団で襲い掛かるとダメージは大きい。
しかもこれは飛行タイプの技。あたれば効果は抜群だ。
「出来る限り打ち消すぞ! ロイヤルバーン!」
ジャローダは衝撃波で風の塊を消していく。
しかし全ては消せない。残った風の塊がジャローダに命中する。
ジャローダが仰け反り、後ろへ押し戻される。
そして、その風でエルフーンは中々下に降りてこない。
「くっそ、降りてきやがれ!」
「上空に留まるのがこの子のバトルスタイルなのよ!」
エルフーンはゆっくりと下降する。
体重が軽いため本当に中々下に降りない。
「ならばこの位置から行くぜ! 目覚めるパワー!」
ジャローダは不思議なパワーを集め、一気に解き放つ。
一直線にエルフーンを狙うが、
「問題ない! コットンガード!」
エルフーンは綿毛を一気に成長させ、体を綿毛で包み込む。
ジャローダの目覚めるパワーを正面から完全ガードした。
ダメージはほとんど無さそうだ。本来は物理技を防ぐ技だが、応用も利くらしい。
「(くっそ、白那さん、早くしてくれ!)」
口の中で、秀夜は小さく呟いた。


白那たちは見るからに怪しい扉を見つけた。
まず、下っ端が部屋の前で見張りをしていた。他の部屋にはいなかった。
次に、その下っ端を蹴散らした後、扉を開けようとしたものの、ぴくりとも動かない。
とはいえ、パスワードのようなものも鍵穴も存在しない。
分かった事は一つ。

力でこじ開けるしかない。

「ガブリアス、流星群!」
「フライゴン、竜の波動!」
「バイバニラ、ラスターカノン!」
三人の最強ポケモンが攻撃を放つが、扉はほとんど動かない。
すこしひびが入ったが、特に扉に影響は無さそうだ。
「どーすりゃいいんだよ!」
京が叫ぶ。
綾が扉を攻撃し続け、白那は考える。
「よし、出てきて、ミカルゲ!」
白那は、要石に繋がれた魂のポケモン、ミカルゲを出す。
「サイコキネシス!」
ミカルゲが力を扉に注ぐ。
その扉を動かそうとしたのだが、やはりびくともしない。
「…手強いわね」
こちらもこちらで、行き詰まっていた。
突破口はあるか…?

続く