二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン ( No.349 )
- 日時: 2011/06/03 21:25
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: V/GuWnD/)
- 参照: もう六月ですね。夏の小説大会までもうすぐです
あらすじ
エクアドルに着いた秀夜たち。
山羊座のカプリルドとご対面だ。
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最初に動いたのはカプリルド。
ちょうどあごにある氷の刃で相手を斬れる角度に首を曲げ、刃で斬りかかる。
今まで四速歩行の十二星座ポケモンはタウロスス、アリエイズがいた。
そいつらはパワータイプだったが、このカプリルドはスピードタイプだろう。
「来るぞユニサス。メガホーンで迎え撃て!」
ユニサスはいななき、こちらも角を構えて走り出す。
しかし、激突する直前でカプリルドは横へ逸れた。
このため、基本正面しか狙えないメガホーンは外れ、横へのリーチも長い氷の刃がユニサスに命中した。
効果は今一つではあるが、威力は比較的高そうだ。
「ちっ、動きが身軽だな…。ユニサス、アイアンヘッド!」
ユニサスは硬い頭(こいつの場合角)を向けて、カプリルドを狙う。
対して、カプリルドはそれを避けるためにジャンプする。
「チャンス! 雷だ!」
上空にいるカプリルドに向けて、ユニサスは角から強烈な電撃を放つ。
カプリルドは空中にいるので、自由に動けず、電撃が命中した。
ユニサスは特攻は低いが、技の威力は高いので、そこそこのダメージはあるだろう。
カプリルドは落下するが、何とか着地する。
「追撃だ! アイアンヘッド!」
ユニサスは、カプリルドに向かって硬い角を向けて突進する。
まだ着地の体勢が整っていないカプリルド。
しかし、素早く氷の礫を発動し、ユニサスにぶつける。
大したダメージは無いが、牽制には十分だった。この間に、カプリルドは体勢を立て直す。
「アイアンヘッド!」
再びユニサスは角を構えて突進する。
カプリルドもあごの刃を構えて向かう。
しかし、また先ほどと同じように、直前でカプリルドは横に逸れ、角をかわして刃でユニサスを斬る。
ユニサスが少しぐらついた。前足に攻撃を受けたのだ。
「ちっ…ユニサス、作戦変更だ! 雷だ!」
今のユニサスに接近戦は苦しいと判断し、秀夜は遠距離攻撃の雷を指示する。
ユニサスは角から強烈な電撃を放つ。
対して、今度はカプリルドは胴体の氷の刃を、飛び道具として一斉に発射する。
八本の大きな氷柱のうち、四本が電撃相打ち。残り四本は、そのままユニサスに直撃した。
「ユニサス! くっそ、どうすれば…」
秀夜が考える間にも、カプリルドは既に駆け出している。
あごの氷の刃を構え、ユニサスに迫る。
対し、ユニサスはまだ動けそうに無い。
カプリルドは急接近、飛び上がった。
上空から、ユニサスを斬る。
その刹那、ユニサスのいななきと共に、カプリルドが吹き飛ばされた。
「何だ…?」
秀夜にも何が起こったか分からなかった。
見れば、ユニサスは謎の銀色のオーラを身にまとって、神々しく立っている。
秀夜は直感的にポケモン図鑑を取り出す。ポケモン図鑑は自分のポケモンの技を調べられるのだ。
見れば、そこには秀夜の見たことの無い技の名が。
「ジオ…インパクト…?」
続く