二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 第十二章終了 ( No.351 )
- 日時: 2011/06/05 22:35
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: cebg9jtM)
第十三章
エクアドルで、秀夜たちは白那と別れた。
白那はアルゼンチンに戻り、秀夜たちはメキシコに向かう。
「さ、とっとと出発しようぜ」
秀夜が言って、六人はボードに乗る。
空に飛び上がり、メキシコ目指して飛び立つ。
メキシコに着いたのは夕方だった。
やはり、中立区域では『普通』の人間の面影を見ることが出来る。
ポケモンセンターも見つけ、今日の夜は安心して過ごせる。
「そうだ、先に石碑を見つけておこうぜ」
そう言ったのは京だった。京は早くもフライゴンを呼び出している。
「そうだな。頼む」
秀夜も賛成。京の指示で、フライゴンは飛んでいった。
しばらくすると、何か見つけた様子でフライゴンが戻ってくる。
秀夜たちが行くと、そこには大きな屋敷があった。
大きなホテルらしいが、金は無いのでポケセン安定だ。
そして、ホテルの裏には例の石碑が。
「こんな普通の所にあって大丈夫なんでしょうか…?」
綾が呟く。とりあえず石碑は見つけたので、秀夜たちはポケモンセンターに戻った。
皆疲れていたのもあり、部屋に入るなり皆がベッドに横になった。
そのしばらく後には、六人とも眠りについてしまった。
朝が来た。
朝食を済ませ、六人は昨日の巨大ホテルの裏へ。
石碑についたスイッチを押すと、石碑は、最後の石碑は開き、階段が現れる。
「さあ、これで最後だ! 皆、気を引き締めていくぞ!」
秀夜が皆の気持ちを盛り上げ、六人は中へ入る。
最後の石碑は金色に輝く。
秀夜たちは見慣れた景色を、ただ奥の大広間目指して進む。
ついに最後の大広間へ着いた。金色の結晶、それに老人がいる。
「さて…最後の十二星座ポケモン、射手座のサジタリア様を、蘇らせんと望むか?」
「もちろんです」
うむ、と老人は頷き、結晶に呪文をかける。
金色の結晶が動き出す。
結晶を内部から突き刺す音がする。だんだんと結晶にひびが入り、ついに結晶が裂ける。
中から出てくる射手座ポケモン、サジタリア。
見た目は天使のような姿で、背中には白い翼、頭の上には天使の輪がある。
目は赤く、まん丸で、頭には簡素な兜を被っている。
もちろん、手には弓矢を装備。
(これは…何タイプだ…? とりあえず、臨機応変に対応できるこいつを!)
「よっしゃ、出て来いよランクルス!」
秀夜はランクルスを出した。何だかんだ言って、ランクルスが一番どんな相手でも対応できる。
「最後の十二星座ポケモン戦! 絶対勝つぞ! 頼むぜ、ランクルス!」
ランクルスは両手を振り上げる。気合バッチリだ。
射手座ポケモン、サジタリア戦が始まった。
続く