二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照二百越え…という夢を見たのさw ( No.63 )
- 日時: 2010/11/30 22:03
- 名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: e7NtKjBm)
あらすじ
スコーピアはかなりの強さを誇る。
一番手、ランクルスが倒れ、秀夜の二番手はラグラージだ。
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「くそ、何て頑丈な野郎だ…」
スコーピアはかなりの攻撃を受けているはずだ。しかし、一向にその勢いは衰えない。
流石伝説のポケモン、と言ったところか。
「いくぞ! ラグラージ、地震攻撃!」
ラグラージが飛び上がり、勢いよく地面に降下し、衝撃波を起こす。
衝撃波がスコーピアを襲い、スコーピアは少しぐらついた。
「今だ! 腹を狙ってハイドロポンプだ!」
ラグラージが水を噴出す。見事、急所の腹部に命中した。
スコーピアが大きくよろめく。硬い装甲を持っているスコーピアだが、腹は弱いようだ。
「いける、いけるぞ!」
秀夜にだんだんと希望が生まれてくる。それに秀夜はさっき秘策を思いついた。
(奴が尻尾の攻撃を使うときがチャンス…!)
そのスコーピアも本気で襲い掛かってくる。鋏がラグラージを襲う。
「危ねえっ! ラグラージ、避けろ!」
ラグラージは後ろに飛びのく。その0,1秒後にはラグラージが立っていた所に鋏が突き刺さっていた。
続けて、針が紫色に怪しく光る。尻尾が伸び、針がラグラージに向かってくる。
—チャンス!
「ラグラージ! カウンターだ!」
ラグラージの周りをオレンジの光が包む。
その直後に、針がラグラージを襲う
—が、猛毒の針はラグラージを捕らえられず、逆に、もの凄い衝撃がスコーピアを襲った。
「グアアアアアアアアアアアアアアアア!」
スコーピアはもの凄い声を上げた。どうやらダメージ量はもの凄いようだ。
「もらった! ラグラージ、最大パワーでハイドロポンプ!」
盛大な量の水がスコーピアの腹部に命中した。
スコーピアはもの凄い咆哮を上げる。そして、その体が傾き、ゆっくりと地面に倒れた。
スコーピアに、勝った。
「…うおおおお! 秀夜! お前すっげえぞ!」
京が駆け寄ってきて、頭を叩いた。『よくやった』って事だ。
他の皆も集まってくる。
「うむ。では…」
老人がスコーピアに呪文のようなものを唱える。すると、スコーピアは藍色の珠となった。老人が秀夜に渡す。
「よくやった。これで汝らはまずサソリ座を攻略したことになる」
老人が言った。
「さて、中国にイッシュというところがある。そこのカナワという町に行きなされ。そこには天秤座を司るポケモン、テンビラルがいるじゃろう。頑張りなされ…」
そう言うと、老人は消えてしまった。またしばらく眠りにつくのだろう。
秀夜は高らかに言う。
「よし…じゃあ次は、目標カナワ! 天秤座攻略だ!」
「おおーっ!」
…ここは、とある廃墟と化した建物。
一人の女がモニターに向かってひざまづく。
そのモニターに、男が写った。
「申し訳ありません、ボス! 奴らの捕獲、成功なりませんでした…」
『フン、馬鹿者が。二度もチャンスを逃しやがって。トロピカル、お前はB・S団の中でもTの称号を持つものだろう?』
モニターの男の声は、半ば怒り、半ば呆れたような声だった。
「本当に申し訳ありません! しかし、奴らの次の目的地が判明しました。奴らの目的地は、イッシュのカナワという町です」
それを聞くと、モニターの男は不敵に笑う。
『そうか。それなら大丈夫だ。あそこなら奴の切り札も暴れられるだろう。フフフフフ…』
トロピカルがひれ伏す。男の声が、静かに響いた。
第二章 完
第三章に続く