二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天駆ける十二星座ポケモン 参照400もいったが大丈夫か? ( No.96 )
日時: 2010/12/14 18:53
名前: パーセンター ◆AeB9sjffNs (ID: b1kDOJaF)

あらすじ
テンビラルを目前にした秀夜たち。いよいよ天秤座攻略戦—!
(短っ。)
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テンビラルは見た感じエスパー、鋼といったところ。
相手に決定打は無さそうだし、こちらのラグラージはかなり戦い慣れしている。
「先手必勝! ラグラージ、ハイドロポンプ!」
ラグラージが水を勢いよく噴出す。
対するテンビラルは、秤を盾にしてその水を防いだ。どうやらコイツは防御タイプのようだ。
「防御系か…まあいいぜ。ラグラージ、奴の顔面付近は秤が届かない。顔面目掛けてハイドロポンプだ!」
ラグラージはもう一度水を放つ。狙い通り顔面を狙って直進する。
どうやらスピードはあまり無いようで、見事直撃した。
が、大したダメージは無さそうだ。それどころか、一撃をまともに喰らった割には随分と平然だ。
(何故だ、こいつのハイドロポンプの威力はかなりのもの。顔面に直撃して平然といられるのは、ハピナスくらいしか—あ)
そこまで考えれば馬鹿でも分かる。要するに答えはただ一つ。

このテンビラルは、防御力が尋常ではない、ということ。

「ちくしょうが…」
秀夜は呟き、また指示を出す。
「迷っててもしょうがねえ…ラグラージ、ハイドロポンプだ! 攻めまくるぞ!」
立て続けに水を噴くラグラージ。しかし、秤が届く距離なら簡単に防がれ、命中してもダメージは少ない。
今度はテンビラルが攻撃を仕掛けてきた。光を一点に集め、一気に放つ。ラスターカノンだ。
ラスターカノンはラグラージに命中する。
しかし、効果は今一つ。ダメージはほとんど無さそうだ。
秀夜は考える。考え、
ようは、こいつはそれだけの存在という事に気が付いた。
「あ、そうか」
テンビラルの行動を見ても分かる。奴はほとんど守りの姿勢だ。
その上、攻撃も大した力はない。ようするに、数で押せば勝てる!
「よーし、ラグラージ! アームハンマー!」
ラグラージはテンビラル目掛けて飛び上がる。その固い拳を振り回し、テンビラルの頭に叩き付けた。
テンビラルがぐらりと揺らぐ。
「よしっ! 今のは効いただろう!」
秀夜は小さくガッツポーズを入れる。突破口を見つけた。
だが、テンビラルは、十二星座ポケモンはそんなに甘くなかった。
次の瞬間、無数の銀色の光がラグラージを襲った。
メタルバースト。最後に受けたダメージを、1,5倍にして返す技だ。
「しまった—っ!」
ラグラージのアームハンマーは結構効いていた。それだけにメタルバーストの威力は大きい。
「ラグラージ!」
ラグラージがよろめく。そして、ばたりと倒れた。
「くっそ…あ、そうだ! この手があったか!」
秀夜は閃いた。次のポケモンに賭ける。
「頼むぞ、ジャローダ!」

続く