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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *小さな初恋* 【イナズマイレブン】 ( No.10 )
- 日時: 2011/02/11 14:00
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: eMRX3Yay)
第六話【天然ヒロイン】
珠香ちゃんに助けてもらって質問攻めからは、抜け出せた。転校生っていう存在だけで、こんなに注目されちゃうのかな?うーん、少し疲れたかも……
「桃花ちゃん……転校初日から大人気だね」
「そんなことないよ。転校生だからじゃない?」
わかってないなぁ……と珠香ちゃんが呟いた気がする。何がわかってないんだろう?すると珠香ちゃんは、人をからかう時の悪戯っぽい表情をして、
「桃花ちゃんって、天然だよね?」
違う違うっと否定している時に、先生の言葉を思い出した。珠香ちゃんにも聞いてみよう。だって、自分だけじゃ解決できないというか……特に希望もなくて。
「あの、珠香ちゃん。ちょっと聞きたい事があるんだけど……」
「なーに?何でも答えてあげる!」
得意げに胸を張る珠香ちゃんが、心なしか頼もしげに見えた。
「珠香ちゃんは、部活とか何なのかなぁ…って」
特別な用事が無い限り、生徒は部活に入らなければならない。校長先生が優しく教えてくれたけど、特に入りたいと思う部活も無い。どうせなら、知っている人がいたほうがいいな……って思って。
「私は、サッカー部だよ!!」
「サッカー部か……」
"サッカー"……懐かしい響きかも。珠香ちゃんもサッカー出来るんだ。
「桃花ちゃんも入ってみなよ!!マネージャーとかさ!!」
マネージャーが欲しかったんだ!!っとはしゃぐ珠香ちゃん。まだ入ると決まった訳じゃないけど……仮入部してみて、決めてみようかな?
「放課後、見学してみてもいい?」
そう言った瞬間、珠香ちゃんの瞳が輝いた。
「もっちろんだよっ!!」
サッカー部。何か、大事な人を忘れているような……まぁ、気のせいよね。
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