二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薔薇の造形魔導士 【フェアリーテイル】 ( No.18 )
- 日時: 2011/01/05 16:48
- 名前: 薔薇結晶 (ID: OK6L9khJ)
第5話
ルーシィ「え、ハンナって…?」
ロキ「そこの星霊魔導士だよ!」
レオナ「レオ!ボケッとしてると噛み殺すぞ!!」
レオナは容赦なく襲いかかってきた。
バッサバサの髪を揺らしながら。
レオナ「“ファイアークロゥ”!!」
ロキ「くっ…!」
獅子と小獅子の対決が繰り広げられている間に。
ルーシィ「ねぇ!どういう事なの!?」
ジャミー「何がです?」
ルーシィ「ハンナって…!」
ジャミー「えぇ、私ですよ。それがどうかしました?」
ルーシィ「偽名使ってるの!?だったら本名は何なのよ!」
ハンナ「…ハンナ・リリカ。」
ルーシィ「リリカ…!?カレン・リリカの親族なの!?」
ハンナ「その名前、出してほしくないですね。」
「カレン・リリカは私の姉ですよ。」
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カレンとハンナはかつて青い天馬(ブルーペガサス)で活躍した星霊魔導士だった。
姉妹でよく仕事に励んでいた。しかし…。
カレンには男癖があり、途中からハンナ1人で仕事に行くようになった。
そんな時にハンナを励ましたのが白羊宮の『アリエス』だった。
ハンナは幼いながらものすごい魔力の持ち主で、2体同時開門もできた。
カレンはそんなハンナに嫉妬したのだ。
自分が出来ないのに妹が出来ると言う現状に。
だから、ハンナの唯一の横道12門、アリエスの鍵を取り上げたのだった。
「返してっ、返してよっ!」
「誰が返すものですか、これは私の星霊よ!」
「違うっ、アリエスは私の友達なのっ!!」
「うるさいっ!!」
<<ドカッ>>
「返して…、よ…!アリエスっ…アリエス!!」
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ルーシィ「そんな事が…。」
ハンナ「でも、そんな姉さんも今は亡き人。アリエスも何処に居るのかわからない。だから私は横道12門を集めるのはやめたんです。」
「星霊はみんな同等の力を持っているから!」
ハンナ「開け!一角獣座の扉!『モノケロース』!!」
レオナが出ている上にもう1体。
蒼い一角獣が出てきたのだ。
ルーシィ「2体同時開門!?」
ハンナ「やってしまいなさい、モノケロース。」
モノケロースはユニコーンと同じ生物。
かなり獰猛なのだ。
モノケロースはものすごいスピードでロキに近づく。
だが、ロキはレオナと戦闘中、しかもモノケロースは足音がものすごく静かなため、気づかなかったようだ。
モノケロースは、ロキの胴体を角で突き刺した。
ルーシィ「ロキっ!!」
ハンナ「私の、勝ちです。」
第5話 終わり