二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

†*+D.Gray-man+*†小説 第十唄 ( No.87 )
日時: 2011/01/02 11:34
名前: 夢樹 ◆gWxiCijqf6 (ID: 0lEaUB5k)
参照: (*^∀^*)<Hello♪

第十唄 十innocence girl?十

医師達は去り静かとなった病室には、アレンが残った。

窓辺で小鳥が鳴いている。

蒼い、蒼い鳥だった。

アレンが手にしているのは、碧い石のついたペンダント。

野原で拾ったものである。

後ろには、「ルイ・//////」とかかれている。
ルイの後ろはかすれて読めない。

アレンの頭には、先程のコムイとの会話が、焼きついて離れなかった。

         * * *

「じゃあその子はAKUMAの攻撃を受けたにもかかわらず、生きているんだね?」
「はい、ペンタクルが出て引いて行ったのを見たんです」「そうか... なら考えられることは一つしかない。








  ______彼女が適合者ではないのか?」「ああああああああああああああああああああああ!!」

コムイの声と重なり、ラビが声を張り上げた。

「ど、どうしたんですかラビ!!」「ア、アレン… アレ」

少女の手足には__
    __解けた包帯から覗いていたのは

紅く蒼く刻まれた印______

「どうしたんだいラビ君?!」「コムイさん・・・

貴方が仰ったのは当たりかもしれない」

「そうか・・・」
コムイはその一言で全てを悟った。

「詳しく調べたい。その子を連れてきてくれるかい?
」 「わかりました」

そういって電話を切った。

         * * *
「ただいまさ」
ラビの声ではっと気がついた。

「お帰り、ラビ __どうだった?」

アレンの問いかけに、苦い顔をしながらラビは言った。

「コイツを知ってる人はいなかった 誰一人」
「そうですか…」 「後コレ」
ラビが前に差し出したのは、白い団服の切れ端__そう、探索班員の物だった。

「あの野原に落ちてたさ」
「やられてたんですね・・・」
「ああ・・・   さぁ、いくさ」

そして眠ったままの少女とアレンたちは箱舟のゲートをくぐった____