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そろそろ終わらせたいから今日これメインで更新！



２０話　精一杯　〜マークｓｉｄｅ〜



あっという間に時間は流れ、とうとう珠奈の手術が始まろうとしていた。

今日の珠奈の顔は曇っていた。笑える訳がないか。だって今日で足が無くなるから。

珠奈は「この足が無くなって嬉しい！だって使えないから要らないし。」と、強がっている。

けれど目の奥は怯えていた。

それに気づいた俺は珠奈の手を握る。色白の手が強く握り返してきた。


「ありがとね。私頑張るよ。」


ちょっと作り笑いのように見えるが、その笑顔は今の珠奈では精一杯の笑顔だった。


「それでは桜田さん、行きますよ。」


移動用のベッドに移り、看護師さんと共に消えてった珠奈。

大丈夫、先生は手術を失敗しない。そう思いながら胸に拳を当てる。

手術は結構長引くらしい。

大丈夫だ、大丈夫。先生を信じよう、珠奈を信じよう。

そう信じてるが心臓の鼓動が早まる。

俺はどこかで信じてないらしい。でもしょうがない。


信じるのに俺は精一杯だから＿＿＿



２０話終わり

適当ｗ