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久々更新！
熱になんかに負けるもんかっ！！

１６話　儚く散る花びら



あっという間に時が流れ、アメリカは春となった。

そして約束の桜を、マーク君と見に行く事になった。


「大丈夫、お婆ちゃんが見守ってくれる。」


赤いチューリップをぎゅっと握り、鏡に映る自分を見つめる。

赤いチューリップの花言葉は“愛の告白”

きっとこの思いはマーク君に伝わる、きっと・・・。


「お母さん、行ってくるね！」

「気をつけてよ、最近交通事故が多いんだから。」

「大丈夫！」


最近ニュースで流れるもんだからお母さんが心配してる。

私が轢かれるわけないよ。


桜が咲く公園へと向かう途中、ずっと浮かれてた。

だが・・・


まさか私が轢かれるなんて・・・


「危ないっ！！」


そう言われた瞬間だった。

大きなトラックが私目掛けて向かって来てる。

トラックの光が、恐怖で頭が真っ白になった。


体に重い衝撃がくる。

そしてチューリップの花びらは散り、無残な姿となった。

そして私は体中赤黒い血に染まり、意識が無くなった。


このまま、マーク君に気持ちを伝えられなくなっちゃうのかな？


赤いチューリップが、ますます赤く染まった。



１６話終わり

ちょっとグロくなってしまった。