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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 原子の擬人化第五話 「ボーカロイドの自己紹介」 ( No.11 )
- 日時: 2010/11/21 02:29
- 名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)
「————で。歌は決ったのかしら?」
あれから数時間後。
ミクは頭を抱える原始たちにカチンと来ていた。
一向に進まぬ会議論。
これまでやってこれたのが不思議なくらいだ。
イライラを募らせるミクに白金が手を上げた。
「歌…なんて急すぎませんか?僕らは原始でまず歌なんて考えたこともありません」
「だからどうだって言うの?そこは無理にでも————それこそ富士山を全力疾走で駆け上るほど考えなさい!!」
意味の判らぬ喩えを力一杯に言うミク。
そこで炭素が割ってはいる。
「ちょっといいか?今更で悪いんだが…あんた等は誰だ?ぼくらの名前は知ってるみたいだけど…」
「私たち?…私は、『初音 ミク』。人気急上昇の第一ボーカロイド・歌姫」
「僕は、『カイト』。皆から除け者にされてるけど実際は愛されてると……思う」
「愛されて無いわよ。あたしは『鏡音 リン』。リンちゃんとは気が合いそうね」
「姉ちゃんとタッグ組んだら地球終わるな…。僕は、『鏡音 レン』。リンの双子の弟」
「私は、『巡音 ルカ』です。ジャストの二十歳ですがよく十七にみえるとか…」
「私は、『メイコ』よ。皆の姉的存在でまとめているの。水素君とは仲良く出来そうな自信がある」
ボーカロイドの自己紹介&アピールは突っ込みどころ満載でどうしていいか判らなくなる。
メイコに関してはどこにそんな自身があるのか聞いてみたい気が…。
まあともあれ原始の前に現れたボーカロイドは奇奇怪怪なやつばかりだった。
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