二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 原子の擬人化第二話 「酸素の考え」 ( No.8 )
日時: 2010/11/20 15:12
名前: 嘉佳緒 (ID: qrnJbgt/)

 
 「ハイ。俺はね、木の育成化をすればいいと思う。俺たちが木を育てるんだ。人間は木の伐採をしすぎて地球温暖化を促進させてるんだから、逆に俺らが木を育てれば人間の良心は変われると思うぜ。な?それが1番の感謝方だと思うんだが…どうだろう?」

 酸素の意見に首を縦に振る原子は水素と亜鉛だけだった。
 
 「だめだね。その前にどうやって10年以上もかかる木を植えなきゃならない。待っていたら地球は終わりを迎える。それか、太陽が死んでいる」

 頭の良い炭素が否定に入った。それに窒素も同意する。

 「そうだよ。地球温暖を問題にするならその提案は無理っぽいよ。だって…遅すぎるもん、木の育成化は。それなら人間は当の昔に試してるって。僕らが手を加える前に、炭素くんのいうとおり、地球は滅亡するさ」

 「それに、人間は火星に移住を試みてるみたいだしよ。地球は問題に出さない方がいい」

 いつの間にかリンが話の輪に入っていた。
 酸素の提案は敢え無く没となる。