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はい更新〜


２１話　雨



イプシロンと同点となり、これから反撃をしようとした時・・・


「ミッション成功だ。帰るぞ！」

「おい！まだ終わってないぞデザーム！」

「ふっ、Ｓ０１の力はまだ完璧では無い事が分かった。」


デザームがよく分からない事を言い、イプシロン達は消えてしまった。

まだ決着がついてないのに・・・。


すると胸が急に苦しくなった。

呼吸が荒くなり、私は倒れた。

目の前は真っ白になり、耳には円堂達が「詩音！」と叫ぶ声が聞こえた。



目が覚めた時には、イナズマキャラバンに居た。

その横には瞳子監督が私の頭を撫でていた。

イナズマキャラバンには、私と瞳子監督の２人しか居ない。


外は雨が降っていた。

すると脳裏にある風景が見えた。



小さい女の子・・・私だ。

誰かが私を抱いて雨の中路地裏を走ってる。

私は泣きながら誰かの服を強く掴んでいた。

その後ろには、黒い服を纏った男達が追いかけていた。



怖い



捕まったら何されるかと思うと、背中が震えた。



それを見た瞳子監督が何か呟いていた。


「ごめんね。守れなくてごめんなさい。」


瞳子監督が泣いている。

あの氷のように冷静な瞳子監督が・・・。


「瞳子監督・・・。」

「詩音さん・・・！大丈夫？」

「はい。泣いてましたが何かあったんですか？」


そう聞くと瞳子監督は無言になった。

雨の降る音が聞こえる。


そしてさっき見た物は、一体私に何があったのだろうか？



２１話終わり

適当〜。