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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】 ( No.8 )
- 日時: 2010/12/02 20:43
- 名前: 祁兎. ◆mHqJ7otKZM (ID: Dfaev/X/)
- 参照: http://__________________
◆( 02 )
額に冷たさを感じた。
驚いて起き上がると頭痛に襲われ頭を抱える。
「 いったぁ…… 」
「 おいおい、お前さんまだ動くなよ 」
見上げると、大きく栗色っぽいお兄さんがこちらを見ている。
この状況についていけず、一旦落ち着いて確認してみることにした。
よく見るとわたしは布団に寝かされている。
そして先刻の起き上がった拍子に取れた冷たいタオル。
そして…… 服も寝巻きようの着物。
「 あ、あの…服って貴方が…? 」
「 さあな 」
恐る恐る尋ねるとニヤニヤしながら返答がきた。
どっちなのかはよく分からないけど、
やってない…ように見える。お兄さんて感じて何故だが落ち着いた。
「 ほらまだ寝てろよ。すっとこどっこい 」
とんと肩を押されわたしは布団の上に再度倒れた。
わたしの長い髪を撫でる手が暖かい。
ありがとうございます とわたしは微笑んだ。
「 あれ-?阿伏兎。いつの間にそんなに仲良くなったの?俺のと 」
声のするほうを見るとあの男の人が笑みを浮かべて襖に凭れかかっている。
その手には日傘。よく見れば阿伏兎と呼ばれた人も日傘を側に置いている。
しかもあの白い肌…白い肌と日傘ときたら夜兎族の特徴。
それに何でだろう、あの人わたしと同じオレンジの髪に青い瞳をしている。
——… これは、偶然?
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