二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] 、*恋々━━・・+ [学園] ( No.2 )
日時: 2010/11/24 06:59
名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)

01* 

     Goodbye

        My normal life






「(6時になったら銀……白髪がここに迎えに来るから、分かった?)」


「(え、はっ…??)」

「(だーかーらああああ

  白髪の車乗って、家まで行って泊まるの、恋は!)」

「(ちょっとまって、状況がよく理解できないよ?恋はってどうゆう意味?)」

「(んー?なにさ、男と二人屋根の下が嫌?)」

「(いや…それ以——「(だいじょぶ、だいじょうぶ!白髪ん家に泊まるのはその日だけで後は寮だから!)」


「(ちょ…人の話を訊けええええええええええええ!!!

お姉ちゃんは何処に行くの、そして恋は何すればいいの!?)」





「(れん、お姉ちゃんはね……

       
      ロンドンに行く、)」

「(は!?なっ…なにしに……?)」

「(お母さん、…捕まえてくるの)」



「(だっ…だったら私も━━…





**


「いくよッ!!!」



…自分の声で目が覚めた、

「あー…夢にまで出るなんて……どんだけ心残りなんだ恋!」

まだ寝惚け半分で枕にうつ伏せになり布団をバシバシと叩いてみる
…まあそんなことしたって状況は変わんないんだけど……ね


昨日、姉は急に私に『ロンドンに行く』と宣言してきた
もちろん私も行くといったのだけど、まさかの全力否定…(変なところでプライド高いからあの人…)

まあ簡単に言えば夢のとおりだって訳さ……

現実問題、今だって私は——


「れーん、起きたか?」

ガチャリと音がしたと思ったら
ノックも無しでドアが開き、お姉ちゃん曰く白髪が(銀髪だと思うけど)ひょこりと顔を出す


「ぶは!ちょっと銀ちゃん!勝手に入ってこないでよ!!」

「…こらー?今日から"せんせー"でしょ?」

「ぎゃあ!分かったから布団中入ってくんなッ!!」


もぞもぞと布団に入ろうとする銀ちゃ…銀八先生を私はバシバシと右手で叩く

「きゃー、暴力反対っ」

「正当防衛じゃ、ぼけ!!」

正当防衛のおかげあって
変体教師はしぶしぶ布団から離れていった
まったく…昔はもっと可愛かったのにな恋…
とかって言ってたのは、まあ訊かなかったことにしておこう。


「出発は6時40分。…早くしないと転校初日に遅刻だよ?」

「げ!あと20分しかないじゃん!!」

「ほい、急いだ急いだー」

クスクスと笑いながら右手をひらりと振ると
銀ちゃんは部屋から出て行った


—バタン、

ドアが閉まるのと同時に
布団を跳ね除けパジャマのボタンをブチブチと豪快にはずす

「うがー、急がないと遅刻ー…!」




…まあ、そーゆ事だ。

姉がロンドンに行くため、
私は凛姉ちゃんの幼馴染に預ける(もう高校生なのに…)

幼馴染の銀ちゃん、…こと"坂田銀八"は高校教師をしている為
私はそこの高校に転入。

一気に変わったな私の人生…
さようならノーマルな人生…


「れんー?外で待ってる!!」

「はーい!!」


階段越しに聞こえてくる声に
さらり、と返事をすると私は大きな荷物を背負って部屋を出る
…もう、此処には戻ってこないから。

「一日お世話様でした、」

誰もいない部屋にそうゆと
私はダガダガ勢い欲階段を下りた


さあ、今日から寮生活だ━━。