二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] 、*恋々━━・・+ [学園] ( No.3 )
日時: 2010/11/24 07:06
名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)

02*

      Dormitory life





只今車の中
私はいつもと違う……
見馴れない風景に釘付けになりながら運転席に向かってぽそりと呟いた。


「ねー…銀ちゃん」
「せんせい、」

「二人の時はいいでしょ」


「………」
「………」


バックミラー越しに視線がぶつかる…
はあ、と溜息が前から聞こえた


「学校で間違えないこと…」
「はーいっ!」

吐き捨てた言葉が嬉しくってもう一度バックミラーを見ると,

何事もなかったかのように前を見る銀ちゃん


やっぱ、優しいなー銀ちゃんは*


**


「銀ちゃん?」
「なにー?」
「…わたし、友達できるかな?」


「…できる、できる」
「んー………だと良いけど、」



「…[男]友達ならな……」



「え?今なんか言った??」



ボソッと呟いた一言が聞き取れなくって聞き返すけど

前を見つめる銀ちゃんに「なんでもー」と流されてしまう


……なんだよ、もう



「ついだぞー」



気がつけば車は駐車場に停まっていた


目の前に見えるのは………





結構、大きめの一戸建ての建物……



え?ここが学校?!




「此処が恋ちゃんがこれから過ごす「寮」でーす」


「あ、なんだ寮か……」



「学校だと思った?」
「実はw」


えへへとおどけるわたしに
銀ちゃんはばーかと笑う…



—寮に住むとなると…
銀ちゃんとも学校でしか会えなくなるのか、


うーん……


「さびし…い…かな」

「なにが?」


「んーにゃ、…銀ちゃんとは学校でしか会えなくなるのかな?と思って……」

「だから寂しい?」


うん、と首を縦に振ると
何故かクスクスと笑われた…?

なんで?


「寂しくなったらいつでも来ていーよ?* 恋だったら大歓迎、」

車からでながらそー言う銀ちゃんに
私は頭にハテナマークをたくさん浮かべる


「どーいう意味?」


車の中から、外に居る銀ちゃんに口パクで聞き返すと


「だって………」



そこで銀ちゃんは私が乗っている座席の扉を開けて、手を差し延べてきた


その手をとり、よっこらせと外にでると……
……満面の笑みを浮かべた銀ちゃんから思わぬ答えが返ってきた



「せんせーも此処(寮)に住んでるから…」


「えぇぇえええぇえぇえぇッー?!」



「まったく、かわいーこといっちゃってー!」

「なッ!?ちが!?……ちょ!抱き着くなあああああ!!」




「ゴホンッ…!」



引っ付く銀ちゃんを必死に剥ぎ取ろう(?)としていると急に聞こえる誰かの咳払い、



誰だ…?