二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] 、*恋々━━・・+ [学園] ( No.8 )
日時: 2010/11/26 22:04
名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)

03*

Self-introduction





「…人を呼びつけといて時間になっても来ない…
 しかたなぁぁーく探しに来てやってみれば不正行為……ふざけてるのか、銀八」


私の後ろにいる人物、
…簡単に言えばゴホンッと咳払いをしたであろう人物がそう言った

声音からして絶対苛付いているご様子のその人に
銀ちゃんはギクリと背中を上下に動かす


「これは……理由があって、なあ…れん—」

そういうのと同時に
銀ちゃんはまるで女神にすがるかのような目で私に振りやがった
え、ここで普通ふる!?
人のせいにすんのか銀ちゃん!!


「ああん?この期に及んで言い訳か?御前はそーゆう奴なんだな?」

「いでいでいっででで!!み、耳ちぎれる!!!」

…うわ、耳引っ張られてるよ
かわいそ…銀ちゃん…


「すーみーまーせんはぁー?」

「ずみませんーッ!!」


女特有のネチネチした行動にただただ従う銀ちゃんを私は、ご愁傷様だ…と見守るしかできなかった


**


AM/6:55




「ところで、銀八…そこに居るひよこが例のブツだな」

そういって指を刺す女の人……


「やめてくれません!?人を危険物呼ばわりするの!」
「ひよこにはツッコマまないのか、フッ…」
「っ…ひよこもやめてください!」
「気に食わんか?…そっくりじゃないか雰囲気といい体型といい——」

「幼児体型っていいったいんか、あ?」

「まあまあ、落ち着け…分かった、ほかのにしてやる、………子豚に——」
「家畜!駄目!!!絶対!!」


何なんだこの人、人を怒らせる天才?
…銀ちゃんのこと呼び捨てだったから先生だとは思うけど……

うーん、と考えていた
…てか自分では考えてたつもりだったけど、
周りから見たらたぶんほっぺがぷくーと膨らんだすごい顔だったのだろう

女の人がクスクスと笑ってる


「大体私にはちゃんとした、恋っていう名前があるんです!!」

「ほう…そうか、それは悪かった」

今度は素直にそーゆが
目は謝ってない……

「むう…」

私はまたぷくーっとほっぺを膨らませた、





___________


profile━━/*


【七瀬 恋/ななせ れん】

性別/女 年齢/15歳 血液型/B型 


明るく前向き、何事にも一生懸命
すんごいプラス思考((






___________




**


「私にもちゃんとした名前があるぞ」



女の人が、私の頭を撫でながらそーいった
そして耳元で「聞きたいか?」と呟く…

「聞いて上げても良いですけど?」
「それはそれは光栄だ……
        私は、暁魅影だぞ」





__________


profile━━/+

【暁 魅影/あかつき みかげ】

性別/女 年齢/20代 血液型/AB型


いじめることが大好きで毒舌、性格はかなりひん曲がってるが
曲がったことが大嫌い





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名前を言い終わったあと女の人……
ううん、魅影先生はにこりと微笑む

それは、私が大好きな優しい笑顔だった


「宜しくお願いします、魅影せんせっ」
「ん…こちらこそ……」


この人、性格は悪いけどきっといい人だな…
そう思いながら差し出された手をぎゅっと握った




「あのー…お楽しみ中の中申し訳ないんですが?」

私と先生のほんわかした雰囲気をぶち破ったのは
約5分間暇だった銀ちゃん……

「なんだ家畜」
「おれ家畜!?」
「嗚呼、賛成だろ?…なあ、七瀬?」
「確かに……まあ、ある意味賛成ですね、うん」

「恋までそんなことッ…これから先生何を頼りに生きていけばいいの!」

「私が居るじゃないか……………」
「魅影せんせ——」

「な?……………家畜、」

「やっぱ家畜かああああああああああああああ!!!」





つくづく、銀ちゃんがかわいそうだと思った朝でした。