二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] 、*恋々━━・・+ [学園] ( No.19 )
日時: 2010/12/01 19:43
名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)

06*

believe
(魅影視点)




「えー……冬も本番に近づき、コーヒーが……え?なに?コール?…ああ、コートね……コートが恋しくなる季節ですが———」


全校朝会、はいつもの如く…バカ……あ、いや、校長の話しから始まった
私はステージの裏でその話しを欠伸まじりに聞いている


「あー、もう嫌…いや……いや………こんなことになるならお姉ちゃんについてけばよかった……」

半分あの世に引き込まれてる
不幸な転入生、七瀬恋と一緒に、

自分がこの学校の初女子生徒だと知った七瀬は
まるでいまにも死にそうな目付きで何かぶつぶつと呟いてる様子で……
(我にフリーダムを与えよとかいってるぞ七瀬……大丈夫か…)



「あー、ほんともう……こんな事なら
  ……人……るぃ…めつぼ…ぅ計画実施しとけば——」

「やめとけ七瀬、落ち着け七瀬…!」


とんでもないぶっ飛んだ計画を企む七瀬を肩を掴んで食い止めた

ほんと此処までくると可哀相になってくるな……
銀八は、自信満々にあーいったが……


「っというわけで、本校にめでたく転入生が…—」


バカが七瀬の紹介をし始める、

そうだ七瀬は……?



「私が居なくなれば全部丸く収ま———」

う゛…笑ってる…、とても清々しい笑顔で—
全てを諦めた表情の七瀬に一瞬度肝を抜かれるがそこは毎度の捻くれた根性でなんとか引き止める


「らない!!……落ち着け七瀬!!

…良いかよく聞け、———」


「では…七瀬さん、どーぞ」


校長がアイコンタクトで合図するが、私は七瀬を行かせようとはしなかった


これだけは、伝えたくて…—



「お前の事は、あいつが——銀八がなんとかする…」


「え?」


「信じろ、…私を……銀八を—」


私はそれだけを告げると七瀬の背中を押し、送り出した




銀八……わたしは信じてるからな、お前の言葉を——


**

『なっ!?銀八、そんな無防な事……どれだけ危険か——』

『分かってる、……』

『なら…なんで……』

『まあまあ……つべこべ言わねぇで、俺に任せろってーの』