二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [銀魂] 、*恋々━━・・+ [学園] ( No.35 )
日時: 2011/02/12 23:09
名前: 紫陽花 (ID: brzlttas)

━……
ここ最近、信じられない事が多発してます。


まず、お姉ちゃんがロンドンに旅立ちました。

次に新しい学校は男子校で


しかも、

超能力者がいるらしいで……す…



「━って!んなの信じられるかあぁあぁぁー!!!」




12*






「ちょ!?れんちゃん!?」


「だってだって!証拠もないのにそんな…!!


 ——兎に角!私此処から出ていく!」


言うのが早いか否か、
私はクルリと回れ右をし
部屋からでようとドアに手をかけ━━



「どこ行くんですかィ?」

「ふほ!!!?」


ふいに聞こえた声と人物に魂ひっこぬかれるかと思った。



だって何故か
目の前にあるのはドア…
          —ではなく



さっきまで銀ちゃんの隣に座っていたはずの茶髪のボーイだったから…



「な、なんで!?」


可笑しい。ありえない。

この距離を
ものの数秒で移動なんて、
不可能に近い…

       ━否、不可能だ。





「これで信じてくれやすか?


    ━ちょーのーりょく━  」


魂が半分抜けかけてる私を
クスクスと横目に見ながら、彼はそう言った。


「あ、あ…あへ?!」


意識してないのに
勝手に足が後ろに進む。

俗に言う、
後退りというものだろうか。



「っ、」


一歩、二歩と足を下げたその瞬間

鈍いガンッという音と共に
後ろに置いてあった棚にぶつかり
その上にあった花瓶がグラグラと揺れた。



一気に顔色を変える私をよそにフラリ、フラリとどんどんバランスを崩す花瓶



「あぶねェ…っ」



「っ………——




        あ、あれ?」



避けることも逃げることも出来ず
ただ、ただ、その場に蹲った私の上に



花瓶が振ってくることはなかった。


不信感を抱き、ふと上を見る、

        すると━━━





「で、で………———」






浮いていた。

……なにがって、

          ━花瓶が、



「でええぇぇえええええ!!!???」