二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 稲妻短編【雪兎】リク募集中 ( No.132 )
- 日時: 2011/02/12 11:49
- 名前: アーシェ (ID: gyX.9WMH)
アンブレラ
今日は最悪な一日・・本当に嫌になる
---今日の占いの結果よかったのに信じていたんだから気持ちが沈むのも無理はない、どんないいことがあるか楽しみにしてたのに、ちっともいい事なんかなかった・・少ししゅんとした様子で靴箱に向かった
彼女の心と同じ様に外は雨それほど土砂降りという訳ではないが、やっぱりそれでも雨は嫌いなわけで、部活も今日は休みだし、いいことないし、そして自分が凄く嫌いな雨で---…そしたら重大な事を思い出した。今日は雨だという予報ではなかったから傘を持ってきていない、それで折り畳み傘も忘れてきてしまっている、何とも最悪だ
こんなんじゃ濡れて帰るしかない、だって今日は日直で遅くなって人はいないし・・・走って帰ろう、そう思って一歩踏み出したそのときだった。よく聞く人の声その声にはビックリした気持ちと不思議に思っている気持ちが凄く感じられた-----立向居くん?そういうと彼はきょとんとした表情で頷いた
-----どうかしたんですか?、優しげに不思議そうに聞いた、自分が傘忘れてるなんて恥ずかしくていえないし、かといって無視するわけにはいけないし…そういう思いがったからこの次はどうしようと少女は頭をフル回転させていた、案の定見透かしたように彼は---傘忘れたんですか?
と聞いてきた流石に図星で言うにも何もいえなくて、少女はうつむいた、図星なんですか?、と彼は優しく問いかけてきた、う、うんと答えると彼は小さく微笑んだ、そして頬を赤らめながらこういった
----お、俺の傘はいりませんか・・?、少し期待しているような表情で緊張したように彼は言った、その途端頬が高潮してきて、自分が言おうと思ったわけではないのに、うん、と口がかってに承諾していた
入ったはいいもののこれからどうしよう、と話題を出さなきゃとどうじにおもっていた、----傘忘れるなんてなんか春奈さんらしくありませんね、と面白そうに聞いてきた、確かに自分らしくはないけど・・・と答えると彼は、もしかして今日占いが当たってなくて落ち込んでいたんじゃないですか?、と図星の答えを言うのだった、----読唇術使えるのかな?そう考えていると彼は、顔に出てますよ、凄く、ときれいに微笑んで言うのだった、さすがにこんな笑顔で言われたら、顔が赤くなるのは当たり前で、それで顔に出てたのかと恥ずかしくて、もう顔が真っ赤になって煙が噴出しているんじゃないかと心配した
---大丈夫ですよ、煙は噴出していませんから、と彼は少女の顔を見て言うのだった、そんな彼に少女は恥ずかしくて言い返しながら、一人ただこう思うのだった----いい事ってコレかな?、だって今日は化さなくて塗れて帰ろうとしたら彼がい手、少し一人じゃ寂しいなぁ・・と思っていたから、いたことで安心できたし何より彼に会えたことがとても嬉しかったのだから、雨は絶えず降り続いていたけど、まぁ彼と合わせてくれた自分が嫌いとしていた雨をだんだんすきになってきていた。あめにはかんしゃしなくっちゃ!少女は雨への感謝と少年がいてくれたことに感謝して彼に笑顔を向けたのだった
(恋霰)