二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 稲妻短編  〔桜色恋心〕  ( No.168 )
日時: 2011/04/01 20:35
名前: アーシェ ◆v8jLrTsMs. (ID: gyX.9WMH)

ぽかぽかあったか


ふわぁ---。と晴矢が欠伸をした
それを見ていたヒロトもつられて欠伸をした
真似するんじゃねぇ、と晴矢がヒロトの頭を叩いた
ポカッ、、と言う効果音が一番お似合いの叩き方
まだいいほうの痛さなのだが、、それでもヒロトはうめき声を上げた


「黙れ、2人とも煩いぞ---私は眠たいんだ」


不機嫌そうに風介はその言葉を吐き捨てた
こんなにあったかい日なのに涼しげな髪を揺らしていた
それを見た晴矢はいらつきながらもだまった、かとおもえた


「おれだってねむてぇんだよっ!」
「うるさい、晴矢暑苦しいからよるな」
「まぁいいじゃん、とりあえずさ--」


黙れヒロト、二人がイラつきながらヒロトをにらみつけた
まぁ、こんなことでヒロトはくじけないが


「そとにでようよ!あったかいし・・ねれるよおもいっきり」
「うるせぇなぁ・・まぁいってみるか」
「・・・外の方があったかいからな、どっかには暑苦しい奴もいるが」


そういった風介を晴矢は睨みつけながらも玄関へ走っていった




「やっぱあったけぇー。」
「でしょ?ぼくのてがらだね」


そう言ってる間に晴矢は原っぱに大の字に寝転んだ
それを見てヒロトも風介も寝転んだ


「‥・・桜綺麗だな」

風介がぼそりと呟いた、、珍しく晴矢がそれに同情した
確かにすげぇな、そういった晴矢の返事を面白そうにヒロトは聞いていた


「晴矢が同情するなんて珍しいよね風介----風介?」
「風介貴様!俺が同情したのに---オイ?」


返事がしないので二人とも起き上がり風介を見た
よっぽど眠かったのか風介はすやすやとねていた
まぁこんな日じゃねむくなるよなと言って晴矢はまた寝ころんだ
ヒロトもうなずくとまた寝転んだ
その数秒あとには三人とも気持ちよさそうに寝ていた


「晴矢、風介、ヒロト、-----あら?」


桜の花びらが落ちている原っぱに気持ちよくねている三人の顔を見て
瞳子はおもわず、ほほえむのだった


(やっぱりあったかいのは、三人でいる時間)