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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 炎帝の復活 ( No.144 )
- 日時: 2011/03/07 17:32
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: uXqk6hqo)
俺には、何もできなかった。ただひたすらに、遠く離れたこの地で"仲間"の活躍を眺めることしか。いや、今ではもう———"仲間"だった、としか言いようがないだろう。俺は今、勝手に雷門イレブンを抜けて、のうのうと暮らしているのだから。傷ついた仲間がいても、励ましの一言も言えない。ともに戦った仲間にも、真実を打ち明けられなかった俺が、いまさらアイツ等の仲間だとほざくなど、ふざけるにも程がある。
———でも、
お前は、こんな俺を仲間だと言ってくれたな。こんな時に思い出すなど、皮肉以外の何でも無いが、その言葉をまた再度、信じてもいいのだろうか? 沖縄の暑さが、今更ながら鬱陶しい。けれど、そんなことを考えている場合では無いのだ。早く、一刻も早く、あいつ等と同じフィールドに立ちたい。力になりたい。そして……サッカーがやりたい。そんな思いが前へ躍り出たせいか、スタジアムへ向かう辛く長い道も、苦には感じなかった。熱風が、俺の背中を押し出す。どうしようもない喜びが湧き上がるのを、俺は抑えきることができなかった。あと、少し。
フードのせいで狭まった視界。けれどそこには、しっかりと———彼の本当の居場所である、雷門イレブンの勇姿が、映し出されていた。
( ———待たせたな! )
*。+
第二期のアニメ見てきました。いやあ、難しいったらありゃしない。
途中で自分が何を書こうとしているのか、わからなくなりましたーw
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