二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔イナズマ〕きらきら流れ星〔ちまちま集〕 ( No.73 )
- 日時: 2011/01/08 22:26
- 名前: 桃李 ◆J2083ZfAr. (ID: eMRX3Yay)
「ちょっと、葵!?……いつまで話してるの?」
「いや……雷門も色々と大変らしくて」
「貴女のようなキャプテンを持った夜桜が一番大変ですわ!」
風丸から話を聞く限り、雷門も大変だったみたい。FFの時は、自称神集団と戦ったり(結局、変な薬が原因だったらしいけど)……エイリア学園との戦いは大勢の仲間が傷つき、円堂自身もサッカーについて悩んだらしい。豪炎寺の離脱、風丸自身や栗松たちの重苦しい劣等感。辛かったんだろうな。
「あ……何か、ゴメンな。付き合わせちゃって」
「いーよいーよ!僕も色々と聞けて、勉強になったから」
何の勉強だよ。言ってから気付く失言は、もうどうしようもない。流してしまおうか。
「で、カレン。何の用事?」
苛々オーラ全開のカレンお嬢。嗚呼、怒らせると面倒なんだよな。かと言ってご機嫌取りみたいに扱うの、下手だし。気付くと悪口を言ってしまっているんだ。……し、仕方ないじゃん!人には、得意不得意があるんだから!
「今、全体で休憩を入れたから……お弁当、食べてきたらどう?」
「マジで!?ありがとう!行って来るね!」
カレンの皮肉が聞こえたけれど、今の僕を止められるヤツはいない。どれだけ待ち侘びた事か……レッツ・ランチタイム!
暑苦しそうな執事服を見つけると、本気で駆け出した。
*。+
「なー葵!選手をシャッフルしてミニゲームしないか?」
またもや僕の幸せを妨害する円堂。もう諦めた。風丸の話を聞いて、説教するほうが無駄だって知らされたから。嗚呼、やっぱり話を聞いといて良かったぁ……すっごい役に立ってる。
「何でまた急に……ってか、どーやって?」
「夜桜と雷門をごちゃ混ぜにして、チーム作って、ミニゲームするんだ」
そのまんまだね。でも面白そうかも。夜桜は、部員数がギリギリだから部活内でゲームってあまり出来ない。良い機会かも。
「うん、賛成だよ。賛成なんだけど……」
「なんだけど?」
「……もー少しだけ、お弁当食べさせてくれる?」
ふざけたお願いなんだけど、僕は結構切実なんです。
「わかった!じゃあ早速、メンバー編成しようぜ!」
「……え、本当にわかってる?」
円堂は、やっぱりわかってなかった……