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〜第35話　竜と雷牙の過去!!【前編】〜

竜は風に突進していった。


竜「兄ちゃん・・・」


これは竜と雷牙の過去である・・・。


竜「おっはよー。」

雷牙「竜、顔は洗ったか!?」

竜「いや・・」

雷牙「しっかり洗え!!今日は母さんポケモンコンテスト決勝戦に行っていないんだぞ。今日ぐらいしっかり洗ったらどうだ!???」


竜は頭にきた。


竜「腹が立つ!!兄ちゃんの方だって食パンにマーガリン付けすぎだもん!!母さんがいないからってたくさん使って!!!」


親がいないときはいつもケンカ。

口うるさい兄となんとか兄に勝とうとする弟。

いつも賑やかな証拠だ。

ある朝の事だった。


雷牙「んじゃあ、中学校に行ってくる。」

竜の母「行ってらっしゃい。」

竜「兄ちゃん、俺も行くぅー。」

雷牙「お前はまだ5才だろ。俺は15歳だ。」

竜の母「竜は幼稚園があるでしょ。」

竜「・・・うん。」


この時はまだ父親が生きている。

でも、毎日ジムに行ってジムリーダーをしている為なかなか会えない。


竜「母さん、もしも俺がポケモンマスターになったらどうする!?」

竜の母「それはそれでいいんじゃない!?竜がその夢を追い続ければいつかは叶うかもね。」

竜「夢・・・!?」


【後編】へ続く