二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA 〜時を越えた闘い〜 ( No.11 )
- 日時: 2010/12/09 17:33
- 名前: YAMATO (ID: .62EDtJk)
第五章 威嚇
明智光秀「・・・・気が引けますね。」
森蘭丸「それはこっちのセリフだ!」
濃姫「全くだ・・・。」
織田信長「仕方なかろう。それともこんな訳のわからない民族に殺されたいのか?」
織田軍一行は、本能寺の変の最中にこの古墳時代に飛ばされたという。
しかし、警戒心が強いここの人々は、織田軍を見て襲い掛かった。
そして今、光秀と信長達は協力して古墳時代の人々と戦っている。
一瞬にして一掃。
光秀と信長達、気まずい空気が流れる。
すると信長が倒れた人に話しかけた。
信長「ここは何時代だ・・・・?」
信長は「ここは何処だ」とは聞かなかった。もう時代が違うことには気づいていた。
人「こっ、こっ、こ、古墳時代です!」
信長「王には会えるか・・・?」
人「ハッハイ!この城の最上階です!」
信長「行くぞ。」
濃姫「ちょ、ちょっと待ってください、上総介様!」
蘭丸「そうですよ!こいつと一緒に行動なんて・・・・」
信長「余の天下統一はまだ終わっておらん・・・今は協力して一刻も早く戦国に戻らねばならんのだ・・・。」
光秀「なぁに、いきなり信長公を斬ったりしませんよ・・・フフッ。」
蘭丸「ものすごく心配だ・・・。」
上杉謙信、武田信玄、かすがの3人は壇ノ浦を歩いていた。
しかし、3人はこれから起こることを予想もできなかった。
信玄「・・・・・?」
謙信「何か聞こえますね・・・。」
後ろを振り返ると、赤い旗を持った将軍っぽい人率いる大勢の兵達がこちらに向かってくる。
再び前方を見ると、今度は白い旗を持った将軍っぽい人率いる大勢の兵がこちらに向かってきた。
謙信「ふむ・・・。なるほど。」
今何を納得したのかわからない!
信玄「やるぞ。」
3人は前後の兵と闘い始めた。
どうやら3人は、自分たちは戦に巻き込まれてしまったのだろう、と思ったのである。
3人の状況判断の早さには恐れ入る。
赤軍兵「な、なんだあいつは!つええ!」
白軍兵「あんなヤツがいるなんて、聞いてねぇよ!」
すると、兵達は足を止めた。
赤軍白軍共に後ろから何者かが馬に乗り、こちらに近づいてくる。どうやら大将のようだ。
赤軍の方は、がっしりとした体系で鎧を身につけ大剣を背負っている。
白軍の方は、すらっと背が高く着物のままで刀を身に着けていた。
白軍大将「何者だ?」
3人はタイムスリップしてきたとは言えるわけもあらず、返事に困った。
しかし、信玄が口を開いた。
信玄「旅の者だ。」
謙信はものすごくツッコみたかったが、なんとかこらえた。
そんな見え透いた嘘をなぜに言う。
白軍大将「怪しいな。おい、連行しろ。戦の邪魔だ。」
赤軍大将「ガッハッハ、別にいいじゃねえか!・・・ここで死んでもらうだけだ。」
急激すぎる展開にかすがはビビる。
謙信「剣よ、下がっていなさい。」
信玄「白軍の方は任せたぞ。謙信よ。」
謙信「はい。そちらも、息の根を止められるような事は許しませんよ。」
信玄「ふん、それはこっちのセリフじゃ。まだ主との決着はついておらぬのだからな。」
赤軍大将「何をゴチャゴチャ言ってやがる。どうせなら3人でかかってこいよ!」
信玄「主などわし一人で十分じゃ。それより、名を名乗れ。」
平清盛「この俺を見てその口調なんざ、度胸がいるってもんだぜ。まあいい、平清盛だ。てめえは?」
信玄「武田信玄じゃ。」
白軍大将「一人で余に勝てると思っているのか?」
謙信「ええ。思っていますよ。」
白軍大将「なるほど。ならば、お手並み拝見。」
白軍大将は脅威のスピードで謙信に近づき、斬りつける。
謙信はそれをもろともせず剣で受けた。
それを払い、白軍大将を吹き飛ばす。
白軍大将「ほう・・・今の速さに反応できたか。名はなんと言う?」
謙信「上杉謙信。軍神の・・・・・いや・・・」
謙信「神速の上杉謙信です。」
白軍大将を上回るスピードで近づき、剣を首元に突きつけた。
謙信「あなたは?」
源頼朝「源頼朝・・・。」