二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA 〜時を越えた闘い〜 ( No.17 )
日時: 2011/01/07 18:16
名前: YAMATO (ID: eOjA2Rpu)

第八章外伝 運命






欄「本当に、いいんでしょうか・・・。」

佐助「何がー?」

欄「他の3人の方を手伝わず、私の為にご飯なんて・・・。」

佐助「いいのいいの!どうせバレないって!」

欄「そうですか?」

佐助「うん。それより、俺様ここ初めてだから、色々土佐藩の事教えてほしいっていうか・・・。」

欄「いいですよ!とことん紹介しますね!」






小十郎「ん・・・猿飛か、あれは?」

小十郎「あの宿屋の店員連れてるけど、まぁいいか。情報収集の一つだろう。」

農民「コラー!よそ見してないでさっさと仕事しろー!」

小十郎「・・・てめぇ・・・誰に向かって口聞いてんだ・・・。」

農民「ひぃぃ!」

小十郎「生きて帰れると思うなよ・・・!」


















欄「もう一通り紹介しましたかねー。」

佐助「ありがと。俺様超感激。」

欄「あっ、最後に私の団子食べていきませんか?」

佐助「おー!食べる食べる!」






欄「どうですか?」

佐助「美味い!すごいねあんた。プロだよ。」

佐助「旦那にも持って行ってやろっと。」



欄「今日は本当に有難う御座いました。」

佐助「いやいやこっちこそ、歩き回らせちゃって。」

欄「じゃあ、後片付けがあるので。」

佐助「ああ。じゃあね。」










佐助「忍びが恋なんて、格好悪いな。」

佐助「俺様、もうこのまま戦国に戻れなければいいって思っちゃってるよ・・・。」



佐助「・・・。」



佐助「やっぱダメか。」

佐助「でも後悔なんてのはごめんだな・・・。」



佐助「・・・よし!告ろう!うん、告ろう!」












佐助はもう一度寺田屋に戻った。
すると欄は何者かにからまれている。
相手は役人と武士数人。
からまれていると言うより、連れて行かれそうだ。




役人「いいから来なさい!」

欄「離してください!私は何もやってません!」

役人「あんたがやってなくても、あんたの父親がやってるんだよ!」



佐助「おーい。よってたかって女の子イジめて楽しいのー?」

欄「佐助さん・・・!」


佐助「その子が何したってーのよ。」

役人「こいつの父親が、何人もの人殺しをしているんだよ。操られたようになってな。」

佐助「だからってなんで欄ちゃんを。」


役人「うるさい!貴様が知ったことか!」

佐助「どうしても連れていくって言うのなら、俺様どうなっちゃうか分かんないよ?」




近藤勇「先に連れて行ってくれ。ここは俺がやる。」





武士数人は欄を捕らえた。





佐助「待て!」



勇「そんなにあの子が大事か?」

佐助「そうに決まってるだろ!」




佐助が無理矢理追いかけようとすると
勇は佐助を抑えた。




佐助「離せよ!!」

勇「行っても無駄だ。意味の無い罪を背負うな。」

佐助「無駄じゃない!何があってもあの子を助けるんだ!!」

勇「下手をすれば処刑だぞ!」


佐助「そんなもん関係あるか!!あの子守って逃げればいいだけだ!!」




佐助は巨漢の勇の力に抵抗する事が出来ない。
手も抑えられていて武器をとりだす事も出来ない。




佐助「離せぇぇ!!!」

勇「なぜそこまでしてあの子を助けようとする!?」

佐助「好きだからだよ!!」

勇「・・・・!!」







すると佐助の周りに光が現れた。
政宗達が以蔵に取り付いていた玉を砕いた時だった。


佐助「・・・・・!!」



光は佐助を包んで行く。



佐助「まだ・・・まだ俺にはやらなきゃいけない事があるんだ!!」

佐助「少しだけ時間をくれよ!」



光は佐助の全てを包んだ。











佐助「欄ーーーーー!!!」







光と共に佐助は消えていった・・・。