二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA 〜時を越えた闘い〜 ( No.21 )
- 日時: 2011/01/16 21:53
- 名前: YAMATO (ID: eOjA2Rpu)
第十章 昭和最強
秀吉「急ぐぞ、半兵衛!」
半兵衛「ああ、秀吉!」
二人は昭和。
原爆投下の情報を聞きつけ、止めに行っている。
そのころ家康はわけもわからず、ただ忠勝と彷徨っていた。
家康「忠勝ぅー。わしらはどうしたらいいんだー。」
忠勝「・・・。」←コレは効果音。「ウィーン」ってやつ。
家康「しかし、なぜこんなに暑いのだ・・・。」
すると、子供達が二人の前に現れた。
子供A「やーい、非国民ー!」
子供B「あっち行け非国民ー!」
???「なんじゃと!?おどれらぁぁ!!」
来たと思えばいきなり喧嘩をし始めた。
家康が止めにかかろうとした時、忠勝が前に出た。
忠勝「・・・。」
子供C「ひ、ひぇぇぇ!!」
子供達は逃げた。
しかし、非国民と苛められていた子だけは残った。
家康「ほー、お前、忠勝が怖くないのか?」
???「何をいっとる。わしを助けてくれたんじゃ。逆に礼を言わなければ。」
忠勝「・・・。」
家康「そうか。お前、名前は何と言う?」
元「元じゃ。中岡元。」
家康「元、お前に聞きたい事があるのだが・・・。」
家康は元にこの時代の事を教えてもらった。
家康「なるほど・・・。すまんな、色々教えてもらって。」
元「別にええよ。」
すると、戦闘機が空を飛んでるのを見つけた。
家康「あれは・・・。」
元「おかしいのう。空襲警報は出ておらんのに。」
戦闘機から何か黒い物体が放出された。
原爆投下の、まさにその瞬間だった。
忠勝は異変に気付き、原爆の所へ飛ぶ。
家康「忠勝!!」
忠勝は防御形態になる。
忠勝は原爆に直撃した。
ものすごい爆風が巻き起こる。
忠勝が前に出たため、被害は少なかった。
が、忠勝はボロボロになって地面へ落ちてきた。
家康「忠勝、忠勝ー!」
動かない。直撃したのだから当然だ。
家康「しっかりしろ、忠勝!!」
半兵衛「無駄だよ・・・。」
家康「・・・!」
半兵衛「忠勝君が前に出てもこの被害だ。」
半兵衛「もう・・・諦めるしかないよ。」
家康「諦められるか!諦めてたまるか!」
秀吉「もう無理なのだ。」
秀吉「その戦国最強と呼ばれた男が前に出ても、あらゆる建物が崩壊している。」
家康「違う!忠勝は死んでねえ!!」
秀吉「分からないのか!!この男を見ろ!!どれだけボロボロになって我らを守ろうとしたか!!」
秀吉「主人を守って死ねたなら本望だろう!」
秀吉「それとも、貴様はこの男がいないと何もできんのか!!」
家康「・・・・・・。」
家康「・・・確かに、わしは忠勝がいなければ、弱い。」
家康「でもそんな事は関係ねえ。」
家康「忠勝が強かろうと弱かろうと、忠勝がいなければ何もできなかろうと!!」
家康「わしは一人の男として、人として忠勝を必要としてるんだ!!!」
秀吉「・・・!!」
その時だった。
忠勝「・・・。」
家康「忠勝!?」
忠勝「・・・。」
半兵衛「何という事だ・・・!」
秀吉「全く、心配させおって・・・。」
家康「忠勝ぅぅぅーーー!!!!」
家康「ありがとう、そしてすまんかったーーーーー!!!!!」
忠勝は、家康が自分の事をどう思っているか、確かめたかったのかもしれない・・・。