二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボーカロイドのなく頃に ( No.4 )
日時: 2010/12/06 16:38
名前: 銀咲 (ID: yeXFGmca)

4話

「にゃ…にゃー」

「そうですわ!すごく似合っていますわよレンさん!」

「嬉しくないよ…」

罰ゲームはまだ続いていた。

「レン、恥ずかしいの?」

「恥ずかしいに決まってるじゃないか」

先ほどルカ達が戻ってきた。

レンの叫び声が聞こえたからだと言ってた。

「…そろそろ帰らない?」

ミクがレン達を見ながら言った。

「そうだね、もう暗くなってきたし…」

「じゃー解散!」

—————

「圭一君手伝ってよぉ〜」

レナはゴミ捨て場にいて俺に向かって手を振っている。

「あたし手伝おっか?レナ」

ミクは何故か俺達について来ていた。

「いいからここで待ってろミク」

「ちょ、あたしも行く!」

「圭一君早く〜!」

俺がレナのところへ行くとミクはぜーぜー言いながら頑張ってついてきた。

「これ取れるかな?」

「どれ」

ケンタッキーのおじさんのボロボロになったやつをレナは指していた。

「あたしが取るわ!」

「危ないからやめろミクっ…」

ミクが無理矢理おじさんの人形を取ろうとしたから俺は止めた。

するとガラガラっと足元が崩れてしまい、ミクが落ちていった。

「きゃっ…」

「痛ー…ちょっと、助けてレナと圭一」

「これに捕まれ」

その辺にあった縄を放った。

「…よいしょっと」

「大丈夫だった?ミクちゃん」

レナがミクを心配そうに見つめる。

「まあ、一応…」

そう言っても体は傷だらけだ。

「…今日はもう帰ろっ?圭一君、ミクちゃん」

「そうね」

—————

「ただいまー」

「お帰りミク姉ぇ」

家に帰ると最初にレンが迎えてくれた。

「皆帰ってる?」

「うん、ミク姉ぇで最後」

レンはメイド服から普段着に着替えていた。

「転校初日から大変だったわね、レン」

「ミク姉ぇのせいでもあるんだよ?」

あたしが笑いながらレンに言うとレンはなんだか黒い笑みを浮かべていた。

「まあそう怒らず」

「誰だって怒るよ!」

「そんな事よりカイト兄さんは?」

「アイスがきれたから買いに行った」

「じゃあメイコ姉さんは?」

「お酒がきれたから買いに行った」

「ルカ姉さんは?」

「マグロがきれたから買いに…」

「マグロがきれるって何ぃぃぃぃ!?」

「さあ」

レンは適当な返事を返し部屋に戻って行った。