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　　　　　　＊脱出したよ＊


星空のした、コンクリートの塀の上に私は立っていた。

少しだけ冷たい風が、頬をうつ。

カ「・・脱出成功♪・・・・・・・・・・・ぉわっ！！！」


調子に乗ってそんなことをいっていたら、バランスがくずれて地面へ激突した。


カ「ってー!!!!」


怪我してるとこを打ったよ・・・・・・・


今の音に気づき、玄関が明るくなった。




早く行こう。



体を起こし、今の私に出来る最大限の速さで歩き出した。





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



・・・やっと家だよ・・・・・・。



とか思いながらふとポストに目をやった。


カ「・・・・・・・・・・・」


約一週間のツケがたまっている。








カ「・・・・・・はぁ・・・」


小さくため息をついた。



こんなもの、全て処分だ。


















それから、シャワーで血のついた体を洗い流し・・肩の深い傷のところを包帯で巻いた。



ついでに足も。





・・・・明日は日曜日。



ゆっくりと体を休めて回復させよう。







ベットに入って、私は、一日くらいの眠りについたのだった。