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　　＊私の特技＊


弁当を食べた。

それから、いろんな曲を歌ったり、弾いたり、


あ、それと私の特技が、こういうときに役に立つ。



それはね・・



カ「・・・フゥ・・」

何もないところでピアノを弾く時みたいに指を浮かせた。


風が吹き始める。


ソレと同時に指を動かす。


　　　　トゥ〜ン



ピアノとは少し違った音が出る。

音は風とともに広がる。

これが私の特技。


カ「♪〜」


曲を弾き始める。



風が吹いて、音が広がる。


とてもきれいな音。




『いのちの名前』


それが、この曲の題名（参照クリック♪）


　　　　　　〜

日が暮れた。


家に帰ろうかな・・


カ「ぅ〜んっ」

と伸びをする。

よし、行くか。



と、サッカーボールどうしよう・・・









〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カ「はぁ・・はぁ・・」

走って帰ってきた。

ボールはしっかり握っている。



・・・・ポストには手紙がいっぱいあった。


見るのは、いやだった。


だって、全部同じ手紙。


内容は絶対こうだ




『死ね　　　ブスやろう　

　　　あんたなんか消えてなくなれ

　キモイんだよ！病原菌！

　　　　　　　　　　　　　』

などなど、送り主はわかっていた。

こんな手紙なんかすぐに処分。


　　　　　〜

ご飯も食べて、風呂にも入り、寝よう！

明日は何をしよう。

家にはいないことにした。




















〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


なんだかんだで春休みは今日で終わり。

明日から中学二年生。


そんなこと、どうでもいい。