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　　　　　　　＊夏休み＊


夏休み一日目。


朝、リリアにもらった旅服に着替える。


マントのひもを結んで

はい。できあがり。



カ「・・・」


いかにもって感じだ・・。

この旅服私にぴったり。






今日でしばらくこの世界ともお別れ。


ひょっとしたら一生の別れかもしれない。




思い返してみれば、クラスの人の名前リリアしか覚えてないかも・・


ま、どうせもいいんだけど・・・・・・



この町の風景。


私のお気に入りの場所からみた景色・・・・・


あの場所で・・いっぱい歌ったな・・・・・。
















そうだ！！


ふと思いつく。



カ「リリアっ、まだ時間ある？」


リ「へ・・？あ、はい。ありますよ。」


突然聞いた私に少し戸惑いながら答えた。


リ「どこかいきたい場所があるなら、お昼までに帰ってきてください。」

カ「あっ、うん」

お昼までか・・。


いそごう。


リリアによると、


『太陽が出ているうちに出発できるほうがいいですね・・。少しなんですが、太陽が出ているときと出ていないときで魔力の差ができるんです。それも太陽が高く上っているときはより強く・・とまあ少しなんですがね＾＾』


だそうだ。





リリアの服装は白いワンピース。

とても動きやすそうだ。






















で、私が向かった場所は・・・・








着いた。




カ「・・・ハァ・・・ハァ・・」


いそいでたから旅服のまま来ちゃったけど・・


ま、いいか。







優しい風が吹く。


草木が揺れる。


風に乗せて髪がなびく。




景色がきれいだった。






私のお気に入りの場所・・・。





カ「・・・・さて、と・・」



フゥー・・・・



と深呼吸。



手を中に浮かせた。



今日はギター持ってきてないけど、


一応代わりになるのだ。





そして、歌い始める。