二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【イナイレ】炎と氷と心と体のアンバランス 夏休み編スタート! ( No.637 )
日時: 2011/01/12 22:28
名前: ユキナ (ID: 5FEzjtUd)
参照: http://www.youtubecom/watch?v

〜地下の水の中にて〜

神威が、糸でくるまれた丸い何かに手をまっすぐにして突き刺した。

そして手を引く。

丸いなにかには、まったく変化がない。

神威「・・・(いま、水底にあった力が、この中に取り込まれて消えた・・・・あの力に引きずられて・・・ここで眠っていたはずなのに・・・なぜ目を覚まさないんだ・・)」

神威は、丸い何かのなかにいるサクラを見た。

そしてい思う。

神威「・・(これ(サクラ)の眠りに、引きずられているのか・・)」

神威は右手を振り上げ、サクラを狙う。






バシャーン




神威「!!!」


水の中にだれかがとびこんできた。



小狼だ。





モコナ「しゃおらーん!!」

水の外では、モコナがそう叫んでいた。

「中に入っていいのは一人だけよ。」

「水にさえ手を出さなければ、神威は殺さない。」




私達はというと、

風「・・・・こんなとこ来てよかったのか?(ちょー小声)」

カ「・・・・・・・・気になることがあるから・・(ちょー小声)」

風「・・・(答えになってないぞ・・」


どさくさにまぎれて、モコナたちと一緒にいたのである。



ファイ「・・・・・」

真剣な目・・。

モコナ「小狼・・・・・・」

モコナは、小さくつぶやいた。








そして水の中では、


小狼が、丸い何かの前に立ちふさがっている状態だ。


神威「・・邪魔だ。どけ」

小狼「(水の中なのに、声が聞こえる!!」


神威の声は、はっきりとと小狼の耳に聞こえていた。

神威「もう一度言う。どけ」

神威は、小狼を睨む。


それでも、小狼はどかなかった。



・・・・神威の手が小狼にとんでくる。



バシっ・・・と小狼の頬にあたる。


神威は、一瞬の隙も逃さない。


すぐに次の体制へ入る。



こちらに向かってきたのだ。




小狼「・・・っ(水が重くて、思うように動けない・・!!それに、このままじゃ息が・・」















       〜


小狼の血が、水面に浮かび上がってきた。

       〜


神威「お前・・『エ』だな」

小狼「・・(はじめてあった時にも言われた・・『エ』ってなんだ・・・・・?」

神威「・・知らないのか・・」

小狼「(!!考えを読まれてる!?」

神威「『エ』は・・、『エサ』だ。」

小狼「・・・・(エサ・・」


と考え込む時間もなく、神威の手がとんできた。


それをギリギリかわし、蹴りをいれる。




・・・・が、ガシッと言う音を立てて、足を簡単につかまれてしまった。


神威「お前、その技!!」

神威がキッと小狼をにらむ。


神威が思いっきり手を首元に突き刺す。




・・・・


首の横がかすれた。

いや、結構深いかもしれない。


大量の血が流れ出た。



そして、小狼がゆっくりと沈んでいく・・・・。




神威が、自分の指先についた小狼の血を、ベロリ。となめた。


その瞬間、神威の目が、目の色が、変わったのだ。



猫のように鋭く細い目。

黄色く怪しげな色。




神威「・・お前の血を全部飲めば、目を覚ますかもしれない・・。昴(すばる)は・・・・・」


丸い何かに目を向ける神威。



そのなにかの中に、うっすらと蛹のような何かが見えた。



小狼「(血・・・・・昴・・・・」

沈んでいく小狼。

目を瞑ったまま昔の思い出がうっすらとよみがえってきた————





昔、小狼に戦術を教えてくれた人がいた。

小狼「・・   さんは、どうしてここに来たのですか?」

とたずねる。

その人は言ったのだ。


「追っている奴がいるんだよ」

小狼「・・おっている・・奴・・?」

「ああ、それはね—————










小狼「・・・・(吸血鬼の・・・双子・・・・・・」