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　　　　　＊隣の少女を発見した・・＊

今日は土曜日だ。


少し前に、落としてしまったサッカーボールを探しに、ふたたびあの山へでかけた。


今日は一人だ。

あの二人がついてくるといろいろややこしいからな・・




そんなことを考えながら、山道を登った。








あそこだ・・・。


あの場所。


前来たときは、少女がうたってたっけ・・・？

私は、そのあたりのしげみを探した。






ガ「・・・・・・・・・」






みつからない。







　　　　　　　　〜

今日は・・・・というか・・・・・もう、あきらめることにした。


だいたい、反対する私を無理矢理つれてきたんだから自業自得だよな・・



とか、かってに心の中で言い訳をして帰ってきた。




　　　　　　　　　　〜

曲がり角を曲がった直後、真っ赤に染まる道路に目を丸くした。


ガ「!!!」

足元には、血のついた手が転がっているように見えた。




・・・・いや、ちがう・・。

しっかり見ると、一人の少女が大出血状態で倒れていた。








いったいどうなっている？






晴「ぁ・・!!!!!!!」


すると、向こう側の角から晴矢がやってきた。


固まって、私と同じように目を丸くしていた。





そしてようやく私に気づく。



晴「・・・・ふ・・風介・・。こいつ・・・・」


冷静に考えて出た答えがこれだ。

風「・・・私にも、何がなんだか分からない。・・警察と救急車を呼ぶか・・？」


晴「俺、携帯電話今もってない。・・」

風「・・あいにくだが、私もだ。」


どうする・・？

いったん家に帰るか・・。