二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 刹那の欠片 【REBORN!】 11話up! ( No.60 )
- 日時: 2011/03/30 00:55
- 名前: 葵 (ID: 7jw4zwan)
12話 明日香&ロキ流特訓来る!
———————————(明日香&獄寺組)
獄寺は明日香を思いっ切り睨み付けていた。
目の前にツナがいない事もあり、煙草を口に加えている。
いつ攻撃されても良い様に、だろう。
「お前が獄寺 隼人———通称『スモーキン・ボム』か?」
「…其れがどうした」
睨み合いが続き、険悪な雰囲気も続く。
ふ、と明日香が辺りを見渡した。
周りは勿論九代目が用意した、獄寺専用の特訓場。
明日香がどうしても、と頼み込んで、やっと建てて貰った物だった。
———こいつに…こんな建物必要無いな。
むしろ建てて貰った意味が無い。
明日香がリングに炎を灯すと、獄寺は驚いた様に目を丸くさせた。
「初めて見たのか? こんな色の炎を…。初めて見たのか? リングに灯した炎を…。いや、お前等は炎を灯した事すら無いだろう?」
「どうやってそんな事すんだよ?」
「“覚悟”を炎にするんだ。お前等の様に緩い奴等が、炎を灯せるとは思えないがな…」
明日香の炎の色は___水色の炎。
綺麗な薄水色である。
そう言われ、獄寺は眉間に皺を寄せた。
明日香はそんな獄寺に向かって、不敵に笑う。
「…ッボンゴレ嘗めんな! 十代目を侮辱すんな!」
「…なら、此のリングを貸すから早く炎を灯せ。灯せば直ぐにでも戦って、お前を強くしてやる!」
明日香に手渡されたリングを獄寺は指に着けた。
“覚悟”を炎に。
其れは,殺し屋の戦い方を大きく変える戦い方。
“覚悟”も出来ていないのに他人を守るなど、机上の空論だ。
其れ故に生み出された新しい戦い方が、キュリアやマフィアのお偉方だけに知らされていた。
「どうやったら覚悟なんか炎に出来んだよ!」
「其れを考えるのがお前だろう? 覚悟を炎に変換する…。簡単な事さ」
「覚悟を…炎に!」
獄寺は明日香に聞いても無駄だと感じのか、明日香の話の途中で止めさせた。
覚悟を炎に! と何度も叫び、力む。
———えらく原始的な方法だな…。
だが、こいつなら出来る筈だ。
初めて見た時、初代嵐の守護者を思い出した。
こいつなら…否、こいつ等なら…もしかしたら…。
「おい! 見ろよ!」
獄寺に呼ばれ、明日香は我に帰る。
嵐の炎をリングに灯した獄寺が、意気揚々とリングを着けた手を真上に掲げた。
相当強い炎で、明日香は目を丸くさせた。
けれど、直ぐにいつもの様な表情に戻した。
明日香はもう一つリングを懐から出し、指に着ける。
炎を灯し、明日香は獄寺に言い放った。
「よくやったな。此処はまだまだ最初の段階だが…。此処からは説明でどうにかなる問題じゃない。実践でやるぞ。其のリングはお前にやる。リングが無ければ、戦えないからな」
「…分かった」
「では、行くぞ!」
明日香と獄寺の特訓、開始。
———————————(ロキ&クローム組)
「てな訳で、クローム髑髏ちゃん。君を特訓しなきゃなんないんだよね。俺、面倒事嫌いなのにさ? 君に俺が特訓する程の価値があるのか…調査したいと思います♪」
ロキはそう言うと、ニッコリと笑顔を浮かばせながら、クロームに近寄る。
クロームは三叉の槍を手に力強く持ち、ロキを睨む。
だがロキからすれば、そんな睨みは軽い物だった。
いつもいつも一焔や雪浪や明日香に睨まれたりするロキは、睨まれ慣れていた。
否、キュリアの幹部より凄い睨みなど無いのだ。
「俺さぁ、君には興味無いんだけど、六道 骸には興味あるんだよね。早く、六道 骸を出してくれないかな?」
「む、骸様は今は出れない…」
其れも其の筈。
ヴァリアー戦で力を使い過ぎて、今は復讐者の牢獄の奥深くで眠りについているのだから。
骸が表に出られる筈も無いのだ。
クロームの瞳には、怯えの色が見える。
ロキはクロームの横まで行くと、三叉の槍を掴んだ。
「だ、駄目…! 此れは…ッ!」
「ヴァリアー戦でもあったよね? 此れを壊したら、君は内臓が無くなって死んでしまう。そしたら、六道 骸は来るかな?」
ニヤッと笑みを溢し、ロキは三叉の槍をクロームから奪う。
クロームが必死に取り返そうとするものの、出来ない。
ロキは属性の力を利用し、クロームの目を光で一時的に見えなくさせたのだ。
「俺の炎は…さ。こーやって炎だけで扱ったら、色々用途があるんだ。相手の目を使えなくしたり、目をおかしくしたり、光で分身を作るとかさ♪ 此れはあくまで、特別な属性のごく一部の奴等だけが出来る力だけどね? ま、俺は使えちゃうんだよね♪」
ニッコリと笑い、ロキは三叉の槍を躊躇いも無く壊した。
瞬間、クロームが血を吐き、地面に倒れ込む。
内臓が無くなり、クロームの肌の血色が無くなって行く。
ロキは只、其れを笑いながら傍観する。
煙にクロームが包まれ、ロキは更に口角を上げた。
___可愛いクロームを苛めないでくれますか?___
ロキは瞬間的に、骸が来る事を悟った。
否応無しにビシビシと突き刺さる殺気———其れはクロームの物などではない。
彼…六道 骸の物…!
霧が晴れ、其処にはロキを睨み付ける骸がいた。
「名前は聞いていましたよ? ロキ・ライトルですね?」
「はは…ご名答♪ 俺さ、クローム髑髏ちゃんを何とか強くさせなきゃなんないんだよね。けど面倒で面倒で…。俺、興味の持てない奴は嫌いなんだよね。だから、強い強い六道 骸に彼女の良い所…聞かせて貰いたくてさ?」
「彼女の良い所…ですか? そんな物聞かずとも、彼女に訓練させる様に調教してあげましょう!」
「調教? ごめん、俺さ…どちらかと言えばS派なんだよね♪」
骸vsロキ…開戦!
———————————
後書き的な物←
最近夜ちゃん書けてないな…。
つか、骸がMじゃない!
こんなの骸じゃないよ!
しかもロキが何故かドS君に(((
ごめん、智那…orz
次回やっと雲雀、了平、ランボが出そう!
リボーンごめんorz
やっと出番だね…!
ディーノさんもやっと出番だし!
まぁ直ぐに出番ゼロになるだろう、ディーノさんはw
ディーノ「最悪だな、此の作者!」
夜「元からだ…」