二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【Dgray-man】-鍵の少女- オリキャラ募集 ( No.16 )
日時: 2010/12/09 17:09
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

「リッナリー!なんで…」
「ちょ?!兄さん?!」
「しつちちょおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「アレン。あの人いつもあぁなの?」
ただいまレイナたちはコムイ(と、コムリンとかいう機械)に追いかけられていた。
ちなみに、ラビは捕まりました。
さて、どうしてこうなったのかというと。時は1時間ほど遡ります。


「レイナ。お買い物行かない?」
イノセンスがまだ加工できてなくて暇なレイナに、リナリーがかけたこの一言がハジマリだった。
「うん。いくー!」
元気いっぱいに返事をするレイナ。
「あ、アレン君もいっしょだからね」
「分かった」
こうしてアレンとリナリー、レイナは、地下水路を通って町へ出ていきました。

一方そのころ。
「リナリー?!リナリーはどこ?!」
教団内ではコムイがリナリーを探していました。
「はぁ…」
リーバーはどこにいるのか知っていますが、言いません。
言ったら十中八九アレンが狙われるのが分かりきっていたからです。
「あぁ…。リナリー…」
右往左往するコムイの前に白服を着た一人の青年が現れました。
その青年は、レイナとリナリー、アレンを町まで乗せていったというではありませんか。
「おのれぇぇぇ!アレン君め…」
そう叫ぶと、コムイはどこかへ走っていきました。
「はぁ…。おい。お前ら。室長止めるぞ。ラビと神田も呼んで来い」
リーバーの言葉は虚しく空中に消えていきました。

場は戻って、リナリー一行。
「二人は何を買うんです?」
三人は商店街を歩いていました。
「私はタオルがほしいの」
「んー。私は何買おっかなー。アレンは何買うの?」
「僕は…どうしましょうね」
「「なにそれ」」
レイナとリナリーは二人してくすくすと笑い出す。
「もう、二人して。まずはリナリーの所から回りましょう」
「わかったー!」
こうして、三人はまた歩きだしました。
  そして、しばらくして目的地につきました。
「ふー。まだ室長はきていないな」
三人の背後の植木鉢の後ろには、リーバーを始め科学班の全員、ラビ、引きずられた神田がいた。
というか、科学班が全員いるということは誰もコムイを止めにいかなかったのでしょうか。
「よし。まだ来ていないなら対策のしようがあるはずだ!」
リーバーが声を上げると同時!
アレンたちの入っていった建物が爆破された。
『リナリーッ!』
声をするほうを振り向けば案の定。コムイが変な機械に乗っておりました。
建物内にいたアレンたちも合流しています。
「「コムリン?!」」
「ん?何アレ」
「チッ」
アレンとリナリーが叫び、レイナが疑問符を浮かべたときでした。
神田が舌打ちする音が聞こえました。
もちろんそれに反応するのはアレン。
「なんです?神田」
「うるせぇ。モヤシ」
両者の額にはピキピキと青筋が。
「何度言えば分かるんです?僕はアレンです!」
「ユウ!アレンのことバカにすると怒るよ?」
今回の喧嘩にはレイナも参戦…。
「うわぁ…この場にいなくてよかったさ〜」
ラビが安堵のため息を漏らしたその刹那。
空の彼方から「ユウバカにするんじゃない〜!」などと聞こえてきた。
直後に轟音が響いた。
「「「「まさか…」」」」
リーバたちは頭を抱える。
「きちゃったさ」
土煙の晴れたところにたっていたのは、腰ぐらいまで伸ばした茶髪が印象的なやや小柄の少女。
九条アリスだった。