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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【Dgray-man】-鍵の少女- オリキャラ募集 ( No.29 )
- 日時: 2010/12/10 15:34
- 名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)
「こんなかで、休憩してないの俺だけじゃんかさ!」
疾風のごとく走っている五人のうちの一人。赤毛の少年──ラビが不満の声を上げた。
「しょうがないわよ。来るの遅いラビが悪いの!」
隣でブラウンの髪を揺らして走る少女が、宥めるように言う。
「黙って走れ」
目つきの悪い美形少年がラビにガンを飛ばす。
「ん?アレン?レイナ?」
そこで気づいた。
大概、会話に入ってくる二人がうんともすんとも言っていないのだ。
少し不安になって横を見て見れば…
「うお?!アレン?!」
「ほふ?(はい?)」
団子をほおばっていた。
アレンの隣のレイナもおいしそうに団子をほおばっている。
「アレン・・・レイナ・・・」
ただただ、ため息をつくしかないとラビは思う。
アレンはまだしも、レイナは食べすぎだっ。とも。
そして…
そしての続きをラビが思考に浮かべる前に、思考は止められた。
─目の前の惨状によって。
「うわぁ・・・」
思わず声を上げるのは、団子の串を両手いっぱいに持ったレイナ。
その隣で、アレンはまだ食べている。
彼らの目の前には屍と化した一般人と、暴れまわるコムリンがいた。
「とにかく・・・」
レイナがにっこりと微笑んで──
「コムイ!お前一般人巻き込んで・・。それでも室長か?!」
毒づいた。
コレを知らなかったアレンとラビはドン引きする。
アリスは同士が出来たといって、うれしそうだ。
「とにかく・・アレ止めないといけないね」
ニコニコとアリスはラビを見つめる。
「はい?」
「いってらっしゃい♪」
「え?えぇ!えぇぇぇぇぇぇ!!!」
ラビがコムリンのほうへ飛ばされた。
そしてアリスは叫ぶ。
「コムリン!こいつ今腹減ってるんだってさ」
それを聞いたコムリンは、リナリーを出してラビを捕まえる。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
ラビの叫び声が街中に響いた。
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