二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【Dgray-man】-鍵の少女- オリキャラ募集 ( No.41 )
日時: 2010/12/12 22:05
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: EHM01iHp)

ちょっと、思いついたので番外編で。
多分長いです@@


【番外編①もしもアレンが女の子だったら】←
※このお話は設定が都合のいいように変えてあります。

+黒の教団入団編
日差しの強い、ある夏の日。
「ここ・・・の上にあるの・・?」
白髪の少女が、目の前に聳え立つ巨大な崖を見上げていた。
「ここで待ってればいいそうだけど・・・」
そう呟いて少女は、連れていた黄色の不思議な物体をなでる。
黄色の不思議な物体は、うれしかったのか少女の周りを飛び回った。
「だけど、ホントにどうしようね。ティム・・・」
少女はあからさまに肩を落とす。
はぁ・・・と少女がため息をつくと、どこからか足音が聞こえた。
「ん?」
その足音は少女に近づいてくる白服のものだった。
「貴方がアレン・ウォーカーさんですか?」
「あ、はい」
白服は身元の確認をすると、ついてきて下さいといった。
アレンは少し緊張しながらも、白服についてゆく。
「へ〜」
しばらくすると、地下水路に出た。
ここから行くらしい。
「では、乗ってください」

     
「でっか・・・」
アレンはついた先にあった建物を見上げた。
ここが『黒の教団』だ。
周りに無数のゴーレムが飛び交っている。
『君がアレンちゃんだね?』
ゴーレムから声が聞こえた。
「あ、はい」
アレンはやや驚きつつも、返事を返す。
『じゃあ、ファインダーの君。アレンちゃんを中まで案内してあげてね』
「はい」
ファイダーと呼ばれた彼は、アレンをリードするようにまた歩き出した。
門までの道は緩やかな坂になっていた。
距離は、300Mほどだろうか。
門の前まで来ると、ギギーッと扉は開いた。
「では、ここからは他の方が案内してくれると思います」
そういってファインダーは去ってゆく。
一人になったアレンの前には、白い帽子をかぶった人物を中心に幾人もの人が並んで立っていた。
「「「「ようこそ!黒の教団へ!」」」」
どうやら、歓迎してくれているようだ。
「よ、よろしくおねがしします」
アレンが頭を下げると、オォ〜と何故かどよめきが生まれる。
どよめきが収まると、赤髪の少年と黒髪をツインテールにした少女が、黒髪をポニーテールにした少年をひづってやってきた。
「私はリナリー・リー。気軽にリナリーって読んでね」
「オレはラビさね!」
赤髪の少年とツインテールの少女が自己紹介をする。
「私は、アレン・ウォーカーです。アレンって読んでください」
アレンが微笑むとラビと黒髪の少年の顔がみるみる赤くなっていった。
「ストラーイクッ」
ラビは親指をグッと前に出して、よく分からないことを言っている。
「ほら、神田も自己紹介して」
ラビを呆れ顔で見ていたリナリーが黒髪の少年に言った。
黒髪の少年は神田というようだ。
「チッ」
黒髪の少年は一瞬アレンの顔を見て、すぐに顔をそらしてしまう。
「神田か〜。よろしくね」
「「「「(かわいすぎだぁ〜!!)」」」」
黒の教団の職員の心の声が聞こえるようだった。