二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【D灰】 災厄の使徒 オリキャラ募集中です ( No.15 )
- 日時: 2010/12/05 10:03
- 名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
- 参照: http://名前を呼ぶのが面倒でしたら涼原でも夏目でも略して下さい
第一夜 悪魔一族
ダスト・フェミリアンが黒の教団へと入団して早3年後。
黒の教団は新たなエクソシストが入団し、また殺されて……様々な時が刻まれていた。
彼、ダストは19歳へと成長し16歳の当時はレベル2に手間取っていた彼が現在ではレベル3とあっさり戦えるほど強く成長していた。
……ある一点を除けば、だが。
「ふぁ〜あ……」
自分のベッドの上で口を大きく開け、欠伸をしたダストはいつも以上に撥ねている自分の銀髪を押さえた。
そしてとてつもなく遅いかたつむりのようなペースでベッドから起き上がり、ハンガーにかけてあった自分専用のロングコートの団服を着る。
するとそれだけで目が覚めたのか先程までの半開きの瞳はかなり開いて下がっていた口元がシャキッと上がった。
そして口角を上げ、やや奇妙に微笑む笑みが表情にオートで着いている。癖なのだろうか。
「ひっまだなぁ〜……」
何処か憂鬱そうに溜息を着いたダストは両肩を一回回すと自分の部屋の扉を開け廊下へと出た。
すると偶然にも扉を開けた瞬間目があった人物が居た。
青のオールバックに鋭い赤の瞳、そして何故か右袖だけ袖の無い団服……テッサイア・J・ロマーリオだ。
ダストは彼と目が合った瞬間腕を顔辺りまで上げて大きく手を振った。
するとそれに気付いたテッサイアは何だ、と溜息を着きながら近づいて来る。
「おはよ、テッサイアさん」
「朝一番の台詞がそれか……それで、何用だ?」
呆れてため息をつき、腕を組みながらダストを見据えるテッサイアにダストは奇妙に微笑みながら左手に手を当てる。
そして適当に思いついた言葉なのか、微笑みと言うよりおかいしそうに笑いながらダストは話した。
「お腹空いて無いし……談話室でも行かない?」
「……構わん」
やれやれ、と言いたげな表情を忘れずにテッサイアは頷いた。
その返答を聞いてからダストは笑いを消して談話室へと向かう。
すると、そんな二人の横を二人の捜索部隊が通り過ぎた。
ダストは適当にお辞儀をしようと思ったら二人は彼を見るなり目を見開いて逃げるように去って行く。
「あーあ……行っちゃった」
「……気にするなよ」
テッサイアのねぎらいの言葉にダストは頷きながら談話室へと再度足を進めた。
何故、彼が捜索部隊にここまで恐れられているのか。
それは1ヶ月前の事件にあった…………。