二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【D灰】 災厄の使徒 オリキャラ募集中です ( No.16 )
日時: 2010/12/05 10:24
名前: 涼原夏目 ◆YtLsChMNT. (ID: m26sMeyj)
参照: http://名前を呼ぶのが面倒でしたら涼原でも夏目でも略して下さい

1ヶ月前、ある捜索部隊ファインダーが全くもって過去が謎のダストの素性を調べようとしたらしい。
しかしその捜索部隊は彼の素性を調べようとした2日前に何者かに暗殺された。
ダストはその時任務と言うアリバイがあり、疑われなかったが痛ましい死に捜索部隊達は悲しんだ。
次にその3日後、ダストが捜索部隊を殺したのではないかと再度素性を調べた者が居た。
しかしその捜索部隊も調べようとした3日前に何者かに暗殺された。
その時もダストには任務と言うアリバイがあったし、何よりその捜索部隊にはイノセンスの後などは全く無い。ダストは殺してなどいなかった。
しかし彼の素性を調べようとする者は暗殺されると言う噂が広まり、捜索部隊達はダストを恐れていた。

……と言う事件である。

「ま、何があるのかは良く俺も分からないんだけどね……」

ダストは苦笑しながら頭を掻いた。テッサイアは特に返事をすること無く歩き続ける。
そして気付けばあっと言う間に談話室へと着いていた。二人が入ると、中にはかなりの人が居た。

「あ、テッサイアさんにダストさん。おはようございます」
「お二人ともおはようさ〜♪」

まずダストより白髪のアレンと記録者ブックマンの後継者ラビが話しかけてきた。
それぞれの性格でそれに答え、適当にあった席へと座る。

「あれ……二人ともリナリー見てない?」

すると席に座った二人にある少女が首をかしげて問いを投げかけた。
少女の名はリンネ。結晶型のイノセンスを持つ少女でシンクロ率が5%にも関わらずもの凄く同調しているエクソシストだ。

「いや、見てないよ」
「……俺も見ていない」

二人ともそう応えるとリンネは「そう……」と言いながら長い黒髪の少年—神田ユウと話していた。
神田は3年前、ダストをレベル2から助け出した張本人でありそこそこ仲の良い友人でもあった。

「てかダストさん、さっき捜索部隊の奴らに逃げられてたでしょ?」

今度はダストの横からおかしそうに笑っているかのような明るい声が聞こえた。
ダストが振り向くと肩まである栗色の髪を揺らしたエクソシスト、藍歌が立っている。
ダストは嘘を着いても何も無いので頷くと藍歌「大変だね〜」と言いながら席に座りう〜んと伸びをした。
……何処でそれを見たのかダストは是非問いたかったが止めておいた。

「何変な事聞いてんの、藍歌ちゃん」

何だ今日は随分人が多いな。ダストがそう思いながら今度は上を向くと頭上にはロイ・アンダーソンと言うエクソシストが立っていた。

「ロイさんに言われたくねーって」
「いやいや何でそうなるの」

苦笑しながら去って行ったダストを見ながら先ほどの捜索部隊の様子を思い出し、溜息を着いたのだった。