二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

プロローグ ( No.4 )
日時: 2010/12/06 15:18
名前: 繭 (ID: 5irShdaB)

あの時ね、本当はもうサッカーはしないって誓ったの。自分の心に・・・。
でも・・・。あの時・・・。


2年前・・・。私が小6の時・・・。
私はただ単にあるいていた・・・。2年前まで大好きだったサッカーをやめて・・・・。

『あんたなんて人間じゃないわ!』

『強いからってえらそうにすんじゃねぇよ!!』

『消えればいいのに・・・!』




っつ・・・!
今思い出しても頭がひどく痛む。
私は頭を抱え込みその場所にしゃがみこんだ。
その時・・・。

「あれ?君・・・。どうしたの?」

赤髪でオレンジのジャンパーを着た少年が私に話しかけてきた。

「あ・・・。いいえ。なにもないです。」

私がそういうと少年は、

「何もないって・・・。顔青いよ?
さぶくないの?」

あ・・・。そういえば家からはおるもの着てこないで
きちゃったんだな・・・。
まあ、家帰っても私一人だけど。
大好きだった両親は5年前に他界してしまった。
私がそうおもっていると赤髪の少年は私をじーっとみていた。

「な。なんですか?」

「君・・・。花咲乃烏賊ににてるね。
2年位前からサッカー大会でみてないけど・・・。」

え・・・。この人サッカーしってるの・・・。
あ〜。どうしよう・・・。ばれたらやばいかも・・・。

「えっと・・・。違いますよ?
私・・・。えっと・・・。花咲乃烏賊さんじゃあり・・・ません・・・。」

私がそういうと少年はにっこり笑って。

「嘘でしょ。」

と、言ってきた。
え・・・。なんでわかるの・・・。まさか・・・。
私はかずいていたバックのキーホルダーをつけてあるところをみた。
そして、そこにはネームホルダーがあり、

花 咲 乃 烏 賊

と、かいてあった。

どうしよう・・・。ばれたらあまたなにかいわれるんじゃ・・・。

『この化け物が!』

『なんでうまれてきたんだよ!』


また、声がきこえてくる。
これは昔自分が言われた言葉・・・。
いやだ・・・。言われたくない・・・。
もうききたくない・・・。
やめて・・・やめて・・・。



「もうやめてぇぇぇぇ!!!!!!」

私は、おもわずそう叫びまた頭をかかえこみしゃがみこんだ。

「・・・・!・・・!」

少年がなにかを言っているけどわからない視界が・・・。ゆら・・・。