二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 短編!?ラウの過去!!! ( No.11 )
- 日時: 2011/04/29 23:27
- 名前: ★アディア☆ ◆C/wEErKi9w (ID: u6knrXHP)
- 参照: 元kikuto〜★
番外編Ⅱ2話「日記」
「お姉ちゃん…もう…いいでしょ…?」
「そうね…終わりにしましょうか…。」
「うん…。」
あぁ…地獄から抜け出した…そんな感じ。でも疲れた。お姉ちゃんは強いな。
【家…】
「ふぅ、疲れた。次は何をしようかな。あ、アイスでも食べよ。」
「…姉ちゃん。」
「ん?何?」
「姉ちゃん何か…今日変じゃない?」
「そう?いつもと同じだけど。あむっ」
姉ちゃんがアイスを食べながら答える。
********************************
そして姉ちゃんが寝た後…
「姉ちゃんの部屋に行けば何か手がかりが掴めるかも…。」
【ギ———ッ…】
静かにドアを開けた。姉ちゃんは起きなかった。
「何か…無いかな……?」
と…。
「あ…!…あった……。」
姉ちゃんの机の上には…日記。
黒皮の高そうな表紙。高いのだが。
触ると冷たい。凍った様に…。
日記の横には…ペンが。白色がモチーフ(?)の、ボールペン。
そして、肝心の……『日記の中身』。
「……!」
ネビースが驚いたのも無理はない。
だって、この日記には…こう書いてあったのだから……。
『—今日、私の人生が狂った。だから、日記を書くことにした。
—今日は、鎖が見えた。そして一人、殺してしまった。
—今日は、鎖の鍵が二つになった。…これは幻覚なの?
—今日は、鎖が1m程延びていた。何故だろう。
そして、また、一人、殺してしまった。
—この生活には、もう飽きた。誰が望んだことか。
—今日は、この事が弟にばれそうだった。
この事は、いつばれてもおかしくないのだが。』
「…この事が、弟に、ばれそうだった…!?お姉ちゃん…なんで、人生が、狂っちゃったの……っ!!!」
ネビースがこんな大きな声を出して、泣いたので、モナカが起きてしまった。
「…!ネビース…!!見たの…?日記を……。」
モナカも泣きそうだった。
「うん…。ごめんね、姉ちゃん。」
…一見めでたしに見えるが、そうでもない。泣いたって、何も変わらぬのだから。
この姉弟は、一生呪われるのかな…。鎖の発生源…?分からない。
……『せいぜい…苦しむ事だな……。』
囁いたのは、鎖。闇の翼を手に入れた、永遠の闇。それは時。誰にも解く事など出来ない………。
〜完〜