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２話　「ダイヤの輝き」

私の母は、アクアマリンの剣を持っている。
父は、アメジストの剣を。

合わせるとどうなるか…。……どうなると思う?

あの剣は私を裏切らなかった。
剣はダイヤモンドの輝きを手に入れた。
宝剣になったの…。
今じゃ分かるわ。これは私に残してくれたもの。

そして…戦った。勝った!!!
弱い…。楽勝…じゃないの!!!
この剣が私のになったから?
違う。私がこの剣のになった…。ふふっ、面白いわ。

でも勝ったからって、荒れたこの地が戻るわけではない。
でも、国の皆で頑張ったから、やっと…!!!……ね。
私は旅に出ることにした。あとは皆に任せて。

でもそんな簡単なことじゃない。
住む所は無いし、食べるものも。
だからって、あんなことを…!!!……してしまった。
これじゃあ、あの魔獣と同じじゃない!!!
私の両親を殺したあの魔獣…と、ね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〜続く〜