二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆* ( No.1 )
日時: 2010/12/09 20:05
名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)

□_幼馴染設定
     
      【3z_土方寄り.】



家が近所ってこともあって、
私と君はいつも一緒だったね。

昔は只、
気があう"幼馴染"としか思ってなかったのに


いつからかな?

君を、

君の事を、

一人の"男の子"として見ていたのは…—





■01、ずっとずっと好きでした━。





「あ、…おはよ、とし!」

家を出ると丁度あの人も家を出るとこだったらしく
ばったり鉢合わせした


私の家の隣に住むのは
幼馴染であり、

たーぶん…わたしの好きな人。

そう、
——土方十四郎。
     通称、"とし"




**

一昨日、クラスメートで親友の神楽に

"ゆかりは絶対マヨの事好きネ!"

っと何を根拠に言っているのか分からないけどそう宣言された


神楽がそれを言ったのは
皆がいる3zの教室のど真ん中

まあ、案の定それを聞いた直後
まるで時が止まったかのように
皆はピクリとも動かなくった
("神楽それ今言っちゃ駄目でしょ!"的な意味で)



皆が下を向いて動かなくなってるとき

現在状況を飲み込めない私が
やっとの事で神楽の言葉を理解して
出来た行動はというと…


必死に手と顔をぶんぶんと横に振り
否定を体全体であらわすこと、たったそれだけ。


まあ本音を言えば、
幼い頃とは違う目線で彼を見ていることは確かだけどね

まったく隠してたのに見抜くとは、
流石大食いチャイナは伊達じゃないわ、神楽…、



**

まだ涼しい夏の朝
ちょっとした恥じらいもあり
私は君のちょっと後ろをついて歩く

いつの間にか私を越したその背中は

          幼い頃とは比べ物にならないくらい


—広くて、
——おっきくて、


そして、とってもとっても

         ——頼もしかった—。
  




ちょこっとだけた顔をだす太陽に
目を眩ませながら私は確信する。



━嗚呼…
     …やっぱり私、





「とし!あのね!!」

「?」


「私、わたし……ずっと、としのことがっ……」


「     」

    
     ━━好キデシタ。