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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス ( No.110 )
- 日時: 2011/03/01 18:22
- 名前: 瑠々 (ID: .qxzdl5h)
第十六話 逃げるが勝ち
空気が重たい。
ビックリする位重たい。
此の文前にもあったくね?って言うツッコミ位重たい。
だが、そんな空気を打ち消す声が降りかかった。
「誤用改めである!鬼兵隊隊員、九条アリス、駿羅、駿利。
神妙にお縄につきやがれぃ」
声の主は真選組一番隊隊長、沖田総悟とその他だった。
(・・・あ!)
アリス達が急いで逃げる中、先程までボーッとしていた瑠璃は反応が遅れ、逃げ遅れた。
(捕まるッ!!)
アリス達は心の中で叫んだ。が、予想は外れた。
「大丈夫ですか?怪我は?」
「へ?大丈夫・・・です・・・?」
瑠璃はビックリした。当然瑠璃だけではない。アリス達も。
何故なら敵である筈の真選組が瑠璃を捕まえるどころか、心配している。
其の時瑠璃は分かった。分かりたくないけど分かった。
(此の人たち、あたしが鬼兵隊隊員って事、知らない・・・?)
どれだけ自分の影の薄いかが分かった瑠璃はショックだった。
だが落ち込んでいるのは其の一瞬。
遠くに居た沖田が瑠璃の顔を見て、違和感を感じた顔をした。
「おい、コイツも鬼兵た「「「ターザンしたいィィィィィ!!!!」」」グハァァァァ!!!」
意味不明な掛け声と共にアリス・駿羅・駿利が沖田に飛び蹴り。
沖田は素晴らしい位華麗に飛び、何か漫画とかで良くある太陽の前に
上がった。其れを見て、瑠璃は「綺麗だな」と思った。何でかは知らないが。
「瑠璃!逃げるよ!!」
瑠璃はアリスから手を引っ張られ、猛スピードで逃げた。
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