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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス オリキャラ募集中 ( No.66 )
- 日時: 2011/01/06 12:55
- 名前: 瑠々 (ID: TV9sr51/)
第八話 運命の光
「お、来た来た。こっち来ィ」
駿羅は瑠璃に気付くと、手招きした。
すると、駿利は瑠璃の傘を見て、目を見開いた。
「・・その傘、もしかして夜兎?黒兎?」
瑠璃は駿利の言葉に一瞬反応し、俯く。
その様子を見ていた晋助は煙管を口から離し、煙を出し、
ククッと笑った。
「夜兎だろうが黒兎だろうが俺達の戦力が上がるのには違えねェ」
すると晋助は万斎を見て、瑠璃を見た。
「瑠璃。お前の剣の腕がどれだけのものか確かめる。
万斎、相手になれ」
「了解でござる」
万斎はそう言うと、前に出た。瑠璃は傘を駿羅に預けると、万斎の前に立つ。瑠璃と万斎は同時に刀を抜き、構える。
万斎は不気味に笑うと、走り出した。
瑠璃は万斎を見たまま、避けようとしない様だ。
ザンッ!!!
空を切る音がした。其の時、万斎は自分の目を疑った。
(あの女、何処に・・・ッ!!)
そう、万斎の目の前に居る筈の瑠璃が居ないのだ。
万斎は慌てて後ろを見た。其処には刀を鞘に納めた瑠璃。
チンッと言う鞘と鍔が当たる音がすると、万斎の刀身粉々になって、
地面に散った。
晋助はその様子を見届けると、瑠璃に歩み寄った。
「瑠璃。早速だが今日からお前は鬼兵隊幹部クラスだ。
また子、色々と教えてやってくれ」
「!!はい」
晋助はそう言い残すと、その場を離れた。
其の様子を昇り始めた太陽は、ただ暖かく見守っていた・・・。
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