二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〔銀魂〕___雫ヲ流ス オリキャラ決定!! ( No.85 )
日時: 2011/01/20 18:17
名前: 瑠々 (ID: TV9sr51/)


第十話 黒と白と、


「ただいまヨ〜」

「お帰り神楽ちゃん。って、何其の子!?如何したの!?」

神楽が勢い良くドアを開けると黒髪眼鏡の男の子が顔を出したが、
神楽の後ろに居る瑠璃を見てかなり驚いている。

「チッ。黙れヨ」

「反抗期!?」

神楽は新八を無視して瑠璃を連れてリビングへ入った。
ソファには白髪の天パが寝そべっていた。

「お〜い、神楽ァ。少女誘拐ですか?コノヤロー」

と言うとムックリ起き上がった。瑠璃は其の天パの姿を見て、目を見開いた。
瑠璃の脳裏に浮かぶ、一人の男の子。
銀髪の天然パーマの男の子で、松陽の授業を聞かず、いつも寝ていた男の子。

(・・銀時・・・)

瑠璃は、涙が溢れ出しそうになった。
ずっと会いたいと思っていた人。こんな形で逢えたのだから。

「違うヨ、銀チャン。ニコチンからナンパされている所を助けただけネ!!そうでしょ?瑠璃」

「あ、ハイ」

瑠璃は神楽の問いに答えると、ボウッとしていた。
瑠璃の知っている銀時は幼い頃で止まっている。勿論晋助も。
声も低くなっていて、いつも剣道で松陽に負けていたとは思えない位だった。

『真選組・・又は真選組に関係がある者の元で働け』

不意に思い出した万斎の言葉。其の時瑠璃は神楽を見た。
あの鬼の副長、土方と親しげ(?)に話していた。
もしかしたら、真選組と知り合いなのでは無いか思った。
此処で働けば、真選組の情報が入るかもしれない、そう思うよりも早く、口が動いた。

「あの、此処で働かせて下さい!!」

「はぁぁぁぁぁぁ!!!」

瑠璃の言葉に銀時は、絶叫した。