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十二話『誘拐』


目を開けるとソコは何かの部屋だった---なにもないへや
「・・・うっ」
まだ頭がくらくらする、薬か何かを嗅がせられたのだろう
横を見るとルシェちゃんと私の良く知っている人物がいた
「・・ルシェちゃん？----空？」
「「おねえちゃん・・ここどこ？」」
「わかんないの・・ごめんね・・・ルシェちゃん私のせいで・・」
「ううん。いいの・・・でもここどこ？」
「お姉ちゃん！ここどこ?僕いきなり誰かに捕まって気を失って・・」
「わかんないの・・どこでしょう？ここ・・」

「おきたようね・・さぁ・・あのかたのもとへいって」
「あの少女とその妹と・・・血族である空」
「まってルシェちゃんは違うの！私の妹じゃないの！」
「・・・なんですって？」
「そうだよ！この子は僕達の親戚じゃないよ！」
「・・・ならそのこはにがしてあげるわ」
「あなたたちには着てもらうわよ」
「・・おねえちゃん・・わたし・・」
「おねがいかえしてあげて・・おねがいします・・」
「じゃあ・・・」

女の人は指をぱちんと鳴らした---テレポートさせたようだ

「・・！！あなたたちは一体」
「あと少ししたら迎えに来るわ・・いくわよ！」
「「はい」」

女達は去っていった

「・・お姉ちゃぁん・・ぼ、僕達どうなっちゃうの？ぐすっ・・」
「だいじょうぶ・・きっと・・いままでどこにいたの？」
「僕・・この島に着てからすぐに病院に行っておじいちゃんにあいにいこうとしたら・・いきなり・・」
「あのひとたちがきたの？」
「う、うん・・・」
「どうにか脱走する方法を考えなきゃ・・」




「ええっ！みぞのがゆうかいされた！？」
「そうだって・・病院が襲撃されて・・それで・・・」
「幸い怪我人はいなかったそうだ」
「だけど・・女の子と男の子・・みぞのがゆうかいされた」
「男の子はみぞのさんの遠い親戚で・・おじいさんのみまいにきていたそうです」
「・・つまりみぞのが・・みぞのの親族がねらわれたのか・・？」
「でもおんなのこは・・ちがうって・・みぞのさんのおじいさんが・・」
「・・どういうことだ？」
「みぞのはだいじょうぶなのか？」
「でも・・はんにんがどこにいったのかわかんなくて・・」
「行方不明って事になるんですか？」
「・・・そういうことになります」
「みぞの・・・・・」